赤ちゃんの靴はいつ履かせる?ファーストシューズって?

赤ちゃん 靴

赤ちゃん用の小さな小さなかわいい靴。思わず購入してしまったり、出産祝いで頂いたりすることも多いと思います。ですが、いざ履かせるとなるとなかなかタイミングが難しいもの。
ではいつ、どんな靴を履かせるのがいいのでしょう。

ファーストシューズとは

その名の通り赤ちゃんが初めて履く最初の靴です。
ヨーロッパでは「ファーストシューズを玄関に飾っておくと幸運を呼び込む」という素敵な言い伝えもあるそうです。
日本では割と最近になってから意識されるようになったファーストシューズ。海外では室内でも靴を履く文化があるため、赤ちゃんのファーストシューズの履き方は日本よりももっと身近でナチュラルなものだと言えます。では家の中では靴を脱ぐ文化の日本ではどういったタイミングで赤ちゃんに靴を履かせるのでしょうか。

多くはヨチヨチ歩きを始めてから

多くの場合、赤ちゃんがヨチヨチ歩きを初めて「いよいよお外歩きデビュー!」の頃に靴を履かせることが多いようです。
なのであまりに早くファーストシューズを買ってしまうと赤ちゃんの足のサイズがどうなるのかわからないので注意が必要です。

購入時期のポイント

・手を離して歩くことができる
・外出しやすい時期になってから

つかまり立ちを卒業して、いよいよ自分で歩けるようになったら靴の購入を考えてみるといいかもしれません。同時期の赤ちゃんが履いているからといって焦る必要はありません。あまりに急いで靴を履かせてしまうと赤ちゃんの自然な歩行の発達を邪魔してしまうかもしれません。じっくりと赤ちゃんの成長にあわせてあげるといいでしょう。

またせっかく靴を買ったものの、炎天下の真夏だったり、極寒の真冬だったりと外出を躊躇してしまうような時期だと、なかなか使わずにサイズアウトしてもったいないことになってしまいます。
靴の購入には焦りは禁物です。

赤ちゃんの靴の選び方

赤ちゃんの靴はキツくなければいい、というものではありません。合わない靴を履かせ続けてしまうと「運動能力」「脳の発達」「足の発育」「体の発育」に影響が出ると言われています。きちんと赤ちゃんに合った靴を履かせてあげましょう。

できればお店で

なんでもネットで購入できる時代ですが、赤ちゃんの靴はできればお店で購入しましょう。赤ちゃんの靴に詳しい店員さんがいるところがベストです。またたいていの赤ちゃんの靴を売っているお店には足のサイズを測る器具を置いてあります。それらを使ってきちんとサイズを測ってから購入してあげましょう。

靴選びのポイント

・足の大きさ+5mm
・柔らかく軽いもの
・つま先が反っている
・つま先部分が広い
・薄すぎない

足の大きさ+5mm

赤ちゃんのベストな靴のサイズは一般的に「足のサイズ+5mm」と言われています。ジャストサイズではなく、履いた状態で5mmの余裕のあるものを選んであげてください。
またこの頃の赤ちゃんの成長は著しいので3ヶ月に1回はサイズを見直してあげるのが良いそうです。決してキツイ靴を履かせないこと。この頃の赤ちゃんの足はほとんど軟骨でできていて変形しやすくなっており、発育に悪影響を与えることになってしまいます。

また靴といってもメーカーにより千差万別。長さはピッタリでも幅がせまかったり広すぎたり、甲高が低かったり高すぎたり、と色々ありますよね。上記のように専門のスタッフがいるお店やオーダーメイドで購入できればベストなのですが、そうでない場合は足の周囲の長さも測ってから靴を選ぶようにしてみてください。

柔らかく軽いもの

丈夫な靴より赤ちゃんの足の動きにフィットするような柔らかく曲がりやすいものを選びましょう。また重いとバランスが取りにくくなってしまうのでできるだけ軽いものを選んでみてください。

つま先が反っている

靴底がフラットなものよりつま先が反っているものを選びましょう。少し反っている靴の方が自然な歩き方ができるので、転倒やつまずきを防ぐことができます。

つま先部分が広い

赤ちゃんは足の指先で地面をつかむように歩きます。このときつま先部分が狭いとうまく力が入らずに転びやすくなってしまいます。足の指先が自由に動かせるような余裕があるものを選ぶようにしましょう。

薄すぎない

外に出ると当たり前ですが地面の上を歩きます。石ころやアスファルトからの衝撃をきちんと吸収してくれるクッション性に優れたもの、また割れたガラスがあるかもしれませんし、地面からの暑さや寒さから足裏を守ってくれるしっかりした素材のものを選ぶようにしましょう。

歩き出す前にもらった靴は…?

出産祝い等でファーストシューズを頂くことがあるかもしれません。でも歩き出す前にサイズアウトしてしまいそう、という場合も。
そんな時はお蔵入りさせてしまわないでどんどん履かせてしまいましょう。

・外出時のオシャレ兼防寒として
・記念日等に
・本番に備えてお家の中で練習程度に

外出時のオシャレ兼防寒として

洋服とのコーディネートを楽しんだり、防寒具として履かせてあげてみてください。

記念日等に

お宮参りやお食い初めの際に写真を撮りに行くご家庭も多いのではないでしょうか。ぜひファーストシューズも一緒に記念に残してもらいましょう。

本番に備えてお家の中で練習程度に

せっかく歩きだせるようになったのに靴を嫌がってしまう赤ちゃんも多いです。
ハイハイやつかまり立ちの頃に練習程度に履かせてあげてみてはいかがでしょうか。靴に慣れることでいざ公園デビューの時も嫌がらず履いてくれるようになるかもしれません。

さいごに

「頂いたから」「もう買ってしまっているから」といって合わない靴を無理やり履かせないこと。また流行や周りに合わせすぎないで赤ちゃんに合った靴を選ぶことが大切です。一度しかない赤ちゃんのファーストシューズ時期。赤ちゃんの成長に合わせてじっくり楽しんでみてください。

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