ストリングピアスはご存知ですか?「ストリング」とは糸や弦の事。色とりどりの糸を使って独特の模様を描いていくピアスです。一見難しそうですが、やってみると意外と簡単。そしてもくもくと模様を作っていく作業にセラピー効果もあるとか。みなさん、やりはじめるとハマってしまうそうです。むかーし大流行りした「リリアン」に通じるものがあるのかもしれません。
そんなストリングピアス、材料さえ最初に揃えてしまえばあとは簡単です。が、文章だけでは伝わりにくかと思いますのでページの最後に動画をご用意いたしました。外国の動画ですが、わかりやすいと思うので是非参考になさってみてください。
用意するもの
・ワイヤー(太・細)
・ピアス金具(フック状のもの)
・ペンチ
・ニッパー
・糸(お好みの色)
スリングピアスの作り方
【STEP1】ワイヤーでフープの形を作ります
太い方のワイヤーを適当な長さにニッパーで切ります。このワイヤーの長さでピアスの輪っかの大きさが決まります。これに細い方のワイヤーをきっちり丁寧に巻きつけていきます。
巻きつけ終えたら太いワイヤーを抜き、コイル状になった細いワイヤーの芯部分に別の真っ直ぐな細いワイヤーを通します。これを好きな形に曲げて形を作ります。何か筒状の型になるものに沿って曲げるときれいに形ができます。ちなみにドロップ型にするのが一番やさしいかもしれません。
ペンチでワイヤーの端をくるくるっと処理し、ピアス金具を取り付けられるようにします。
※下に動画があるので参考にしてください。
【STEP2】糸を巻きつけていきます
糸の端を目立たないようにフープにくくりつけ、コイル状になったワイヤーを糸のかけ目にして対角線状に糸を順番に張っていきます。端からコイルの目に沿って1つずつずらしながら糸を張っていってください。力を入れすぎずかつ、弛まないようにピンと張るのがコツです。
【STEP3】さらに糸を巻きつけていきます(アレンジ)
【STEP2】で完成にしてもいいのですが、せっかくなので少しアレンジを。
フープの下半分から別の色の糸を巻き始めます。ここは下半分だけの対角線状に。わかりにくいと思うのでこちらも動画をご参考に。
糸の色を変えて、これを下に下に繰り返すとグッとプロっぽい仕上がりになります。バランスを見て途中で小さなビーズ等を通してもおしゃれです。
【STEP4】最後に
ピアス金具をとりつけて出来上がりです。(邪魔にならなければ【STEP1】で取り付けても大丈夫です)
糸を張る作業に最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばハマること間違いなしです。様々なパターンが出来るのでどんどんステップアップしてアレンジを楽しんでみるのもいいかもしれません。
ストリングピアスの作り方《その2》
同じストリングピアスですが、今度は少し違った方法をご紹介します。
用意するものは前述にビーズが加わるだけです。ちなみにビーズの大きさは小さめのものがおすすめです。
※こちらも下に動画があるので参考にして作ってみてください。
【STEP1】フープを作ります。
ワイヤーを適当な長さに切ります。前述ではここに別のワイヤーを巻きつけましたが、今回はワイヤーを巻きつける代わりにビーズで糸のかけ目を作ります。ワイヤーにビーズを通していき、適当な長さになったら曲げてフープにします。同じように端をくるっと整えピアス金具をとりつけられるようにします。
【STEP2】糸を巻きつけていきます
ここからは前述とほぼ一緒。前述ではコイルの目に沿って糸を張っていきましたが、今回はビーズの1個1個に沿って糸を張っていきます。糸が動かないように【STEP1】でビーズをしっかり固定するようにフープを作るのがポイントです。
【STEP3】最後に
ピアス金具をつけて出来上がりです。もちろん糸の色を変えて糸を張っていっても素敵です。
動画でのチュートリアル
コイルタイプフープ
まずはワイヤータイプの動画から。英語ですらないのですが、丁寧でわかりやすい動画になっています。コイルと糸の張り方がとてもきれいですので是非参考になさってみてください。
ビーズタイプフープ
こちらも丁寧に教えてくれます。特に糸の処理の仕方が詳しいのでよりプロっぽい仕上がりを目指す方は必見です。
糸の張り方のパターン
糸の張り方も多種多様。こちらにギュッとまとめられているので是非参考にしてみてください。いろんな張り方があって楽しいですよ。
まとめ
他の大振りのピアスと違って素材が糸なので着け心地が軽く、耳が痛くなりにくいのもいいですね。
このピアスのやり方は「シュタイナーの糸掛け」や「糸掛け曼荼羅」とよく似ており、その美しい糸のパターンと動作にヒーリングやセラピー効果もあると言われています。
お好みのカラーを組み合わせて、是非自分カラーのストリングピアスを楽しんでみてください。もっと極めてみてハンドメイド通販で販売してみるのもいいかもしれませんね。