家庭菜園を始めよう! 初心者さんにおすすめの野菜とは?

家庭菜園

収穫したばかりの野菜をすぐに美味しく食べられる家庭菜園って、とても魅力的ですよね。でも畑にする土地が無いから、と諦めていませんか? 実はマンションなどの限られたスペースでも、ベランダやキッチンの片隅で気軽に野菜を作ることが出来ます。初めて野菜作りをされる方向けに、簡単に育てられて、すぐに収穫ができる野菜と、育てるコツをご紹介します。

初めてでも失敗の少ない野菜たち

 なるべく栽培期間の短い物から挑戦してみることをオススメします。栽培期間が短いということは、病気や害虫の被害に遭うリスクも低いからです。

①スプラウト

スプラウトというのは主に穀類や豆類、野菜の種子などを発芽させ、その芽と茎を食用とする食材をいいます。もやし、貝割れ大根、豆苗などが有名です。最近は健康効果がすごいと注目されているブロッコリースプラウトも人気ですね。
種を蒔いてから10日前後で収穫できます。

<用意する物>

 ・お好きな容器(食器の深さのある小皿やグラス、瓶など何でもOK)
 ・スポンジ(ガーゼやコットン、キッチンペーパーなどでもOK)
 ・種(畑に蒔くようの種は成長促進剤など薬が使われていることがあるので、必ず新芽野菜用を買いましょう)
 確実に成功させたい場合は、最初は上記のものがセットになった栽培用のキットを買ってみても良いでしょう。

<育て方のコツ>

・水を腐らせないように注意します。スポンジが乾いたら、霧吹きでしっかりと濡れるまで水分補給しましょう。
・根が張ってきたら、直接容器に水を流し込み、根全体に新鮮な水が行き渡らせてから、容器を傾けて余分な水を捨てます。
・種を蒔いて1週間くらいしたら2~3日日当たりの良い場所に置きますが、基本的に
少し薄暗い場所の方がよく育ちます。

②ラディッシュ

ラディッシュは別名を二十日大根といい、その名の通り、種を蒔いてから約20日間という短期間で収穫が可能です。栽培もとても簡単なので、初心者の方にオススメです。

<用意する物>

 ・植木鉢やプランター(深さが20センチ程度あれば空き容器でも良い)
 ・土(堆肥と元肥を混ぜ込んだ土。野菜用の培養土を買うと楽です)
・種

<育て方のコツ>

・日当たりの良い場所で育てましょう。
 ・葉が触れあうようになったら間引きをします。(間引かないと大きく育ちません)
 ・土の表面が乾いたら、しっかりと水やりをしましょう。
 ・地面から出ている葉の付け根の直径が3センチくらいになったら収穫しましょう。

③ミニトマト(プチトマト)

小さな赤い実がたくさんなるミニトマトは見た目も可愛らしく、とても人気があります。種から育てる場合は温床を準備する必要があり、苗を買ってきて育てたほうが失敗も少なく育てやすいので、初心者の方はまずは苗から育ててみましょう。

<用意する物>

 ・植木鉢。たくさん育てたい場合はプランター。
 ・土(堆肥と元肥を混ぜ込んだ土。トマト専用の土も売っています。もちろん野菜用の培養土も使用可)
・苗
・支柱(朝顔用の支柱でもOK。苗を植え付けたら、支柱を立てて、紐で茎と支柱を軽く止めておきます)

<育て方のコツ>

 ・葉や茎の付け根から出る芽(枝)を脇芽と言います。これが出てきたら、手でひねるようにして摘み取りましょう。晴れた日の午前中に行うのがオススメです。
 ・トマトは他の野菜に比べて、乾燥した土を好みます。土が乾いていたらたっぷりと水を与えますが、再び乾燥するまで水やりは控えましょう。

④リーフレタス(サニーレタス)

栽培期間は1~1.5ヶ月ほどで、すぐに収穫できます。種からも育てられますが、苗も結構安く売られており、簡単に育てられるので、初めての方は苗から育ててみましょう。外側の葉から必要な分だけ千切って収穫していくと、かなり長い期間、新鮮なレタスの収穫を楽しめます。

<用意する物>

 ・プランター
 ・土(堆肥と元肥を混ぜ込んだ土。野菜用の培養土を買うと楽です)
 ・苗

<育て方のコツ>

・日当たりの良い場所で育てましょう。
 ・土の表面が乾いたら、プランターの排水口から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。ただし、レタスは根腐れを起こしやすい野菜なので、水のやり過ぎには気をつけましょう。
 ・苗の植え付けをし、30日程度経過したら、収穫が可能です。

こんな栽培方法もあり?野菜くずで野菜を再生してみよう!

普段は調理の際に野菜くずとして捨ててしまうことの多い、ヘタや種、根元の部分などを水につけておくだけで、栽培や収穫の楽しみを体験できます。

◎ネギ

根元の部分を長めに残し、コップなど深めの容器に入れ、根っこの部分が水につかるようにしておくと、また新しい芽が出てきます。2回以上収穫したい場合は土に植えましょう。

◎ニンジン・大根

根菜類は根っこ部分の再生はできませんが、葉っぱを観賞用や食用に育てることはできます。ヘタ部分を浅めの皿に入れ、水につけておく(少し葉の付け根が見えるくらい)と、2~3日で可愛い葉っぱが出てきます。料理の彩りによいですね。もし、ヘタ部分がぬるっとしてきたら、しっかりと洗ってぬめりを取り除いてあげましょう。

◎バジル・ミント

料理に使って余ったバジルやミントは、そのまま茎を水にさしておくと、根っこが出てきます。また使いたいときに葉っぱを収穫しても、どんどん新しい脇芽が出てくるので、結構長く楽しめます。

他にも是非色んなもので試してみてください。水栽培のポイントは、水を腐らせないようにすることです。特に夏場はこまめに水を入れ替えてあげましょう。

さいごに

自分で育てた野菜の美味しさと言ったら格別なものです。うまく育てられたら、節約にもなりますしね。春は初めて家庭菜園を始めるのにもとてもオススメの季節です。さっそく何か育ててみてはいかがでしょうか? 

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