お七夜って何をする日?
赤ちゃんが生まれて喜びでいっぱいのお父さん、お母さんは、これから始まる子育てが楽しみでもあり、不安なこともあるでしょう。大忙しの毎日になりそうですが、生まれて最初のイベントがお七夜なのです。
お七夜というのは、赤ちゃんが生まれて7日目に命名をして、無事に生まれてきたことをお祝いする日です。お七夜ができたのは、昔は家でお産をしていましたよね。その頃は乳児の死亡率が高く、子どもが生まれて無事7日経過することが、とてもおめでたいことだったのです。それで盛大にお祝いするようになったようですね。この時に命名式も行っていたようですよ。
今のお七夜は
お七夜は生まれた日を1日とし、7日目の夜にお祝いをすることです。しかし今はほとんどの人が病院で出産するようになりましたよね。だいたい5日から7日間は入院していますから、7日目の夜にお祝いをするのは難しいのが現実ですね。お母さんの体調も回復していないでしょうから、無理にその日に行うことはないですよ。また、里帰り出産をする人も多いので、特にお七夜のお祝いをしないこともあります。
名づけも7日目にしないといけないの?
最近では妊娠中に男の子か女の子かもわかるようになってきたので、性別がわかった頃から名前を考える夫婦が増えていますね。どんな名前にしようかと、画数なども考えていくつか候補を挙げて生まれてから1つに決めることが多いようです。
昔はお七夜と命名式を一緒にしていたので、その時までに名前は決めなければならなかったのですが、今は役所への出生届の提出は生後14日までとなっているので、必ず7日目にしなければならないというわけではありません。しかし、出生届の提出だけは期限内に必ず提出するようにしましょうね。
命名書の書き方と手形、足型の取り方
お七夜にお祝いをしなくても、命名書と赤ちゃんの手形と足型を作って写真だけ撮るという家族も多いですね。命名書は、親の名前と続柄、赤ちゃんの名前と生年月日を書きます。正式なものは奉書紙(半紙)に筆で書きます。最近ではベビー用品店や文房具店で命名紙が売られていますし、インターネットでテンプレートをダウンロードできるようにもなっているので便利ですね。
そして生後1週間の手形、足型を取って残しておくと良い思い出になります。赤ちゃんが寝ている間にそっと取ると失敗がありませんし、足や手が汚れないような透明なインクを使ったキットが市販されているのでおすすめです。子どもはあっという間に成長しますから、ぜひ残しておきたいですね。