赤ちゃんがなかなか寝ないのはなぜ?
赤ちゃんを育てているママの多くが寝不足です。生後1カ月ぐらいまでの赤ちゃんは、母乳やミルクを約3時間おきなど、1日に何回も飲ませてあげる必要があります。一度にたくさん飲むことができない赤ちゃんですから、1回に飲む量が少なく、そのため数時間でお腹がすいてしまうのです。
この授乳ペースは夜中だからといって変わるものではありません。大人はぐっすりと眠り続けることができても、赤ちゃんはお腹がすくたびに泣いて催促します。ママはそのたびに起きて授乳をしなければならないため、しばらくの間は寝不足が続くというわけです。
ただ、授乳をしてお腹はいっぱいのはずなのに、ぐずったり泣いたりしてなかなか寝てくれない赤ちゃんもたくさんいます。毎晩、眠るまでに1時間以上かかるという寝付きの悪い赤ちゃんもいます。
赤ちゃんがなかなか寝てくれない原因には様々なものがあります。母乳やミルクの量が足りていないというのは、比較的多いようです。まだ母乳やミルクを上手に飲むことができず、お腹がいっぱいになる前に疲れてしまったり、ママが思うほど母乳が出ていなかったり…すると、短時間ですぐにお腹がすいてしまうわけです。
また、ちょっと暑いだけでもぐずって寝ないこともあります。肌着や布団の生地がチクチクすることが嫌で泣き続けたり、なんとなく不安を感じていたりと、赤ちゃんによって寝ない原因は様々です。
すんなり寝かせる方法はある?
では、寝付きの悪い赤ちゃんをすんなり寝かせる方法はあるのでしょうか?結論から言うと、寝付かない赤ちゃんの原因にはいろいろなものがあるので、誰でもこの方法だったら絶対に寝る!という方法はありません。
どうして眠れないのかを想像して、いろいろな方法を試してみましょう。まずは母乳やミルクをあげてみましょう。新生児のうちはほしいだけ飲ませてあげてもいいという意見が多くあります。赤ちゃんが満足するまで飲ませてあげましょう。
他にも、赤ちゃんが汗をかいていないか、汗で衣類が湿っていないかなど、不快な思いをしていないかどうかチェックしましょう。サラッとした肌着に取り替えてあげるだけでスッキリと眠れるあかちゃんもいます。
掛けている布団が暑すぎないか、重すぎないかということもチェックして調節してあげましょう。なんとなく不安を覚えて泣いている場合は、抱っこしていてあげると気持ちが落ち着いて眠ってくれることもあります。
音楽を聴かせてみる
なかなか赤ちゃんが寝てくれない時に、音楽を聴かせてあげることで気持ちが落ち着いて眠ることがあります。いつまでも寝てくれないことでパパやママがイライラしてしまうこともありますよね。
音楽を聴くと赤ちゃんだけではなくパパやママも気持ちが落ち着くので、ストレス解消としても効果的です。静かでゆったりとした曲を聴いて、家族みんながリラックスした気持ちになれば、赤ちゃんも安心して眠ることができるかもしれません。
最近は赤ちゃんのための曲を集めたCDもたくさん出ています。クラシックやオルゴール曲など、種類も豊富なので好みのものを選んで聴かせてみましょう。
また、音楽ではありませんが、ママのお腹の中で聞いていた胎内音を聞くと落ち着く赤ちゃんが多いようです。胎内音を鳴らせるぬいぐるみなどのグッズもあるので、試してみてもいいですね。
気持ちを落ち着かせる動画やアプリ
夜に限らず、お昼寝前やママが食事の支度をしなければならない時などに赤ちゃんがぐずってしまうこともあります。そんなときには赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる動画を利用してもいいかもしれません。
最近は、Youtubeをはじめとしたインターネットサイトに、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる効果がある曲や映像がたくさんアップされています。特定のテレビCMを見ただけでピタリと泣き止む子もいますので、赤ちゃんが気に入りそうな曲や映像を探して見せてあげましょう。
実際に妊娠したママが胎内音を録音したものを提供してくれている動画もあります。優しい映像も編集されているので、胎内音を試してみたいと思ったときには利用してみてくださいね。
また、赤ちゃんが落ち着いて眠る効果がある音楽や音を集めたアプリも多数あります。子守歌や童謡など、たくさんの曲の中から好きな物を選ぶことができるアプリや、時間を設定しておくタイマー付きで、一定時間が過ぎると自動で音楽が止まるものなど、便利に使えるアプリがたくさんあります。レビューもたくさん寄せられているので、実際に利用した人たちのレビューを参考に、効果がありそうなアプリを選ぶことができます。
中には、ママが優しい声で歌ってくれるのがいちばん効果があるという赤ちゃんもいます。かわいい赤ちゃんを落ち着かせてあげるために、愛情たっぷりに子守歌を歌ってあげてみるのも、ひとつの方法ですね。