手作り派もBF派も必見★ 赤ちゃんの離乳食期を上手に乗り切るコツ

手作り

出来れば離乳食は手作りをしてあげたいと思っていても、忙しくて時間がないとか、初めてでうまく作れないなど、きちんと栄養が摂れているか心配など、悩んでいるママは多いのではないでしょうか?BF(ベビーフード)だけに頼るのはなんだか罪悪感があるという方、BFというと調理済みのレトルト食品のようなイメージが強いのではないでしょうか?

実は、BFにはママの手作りを助けるものもいろいろあるんです。今回は、離乳食に関する情報と、ベビーフードを活用する方法をまとめてみました。

最近のBFと種類とは?

最近のBFは化学調味料が不使用なものや、薄味に配慮したものが多くみられるようになりました。ベビーフードは、赤ちゃんの発育に伴った栄養補給を行うことを目的に作られているものです。また、離乳までの食事をサポートするために、それぞれの段階に応じて「飲み込む」「すりつぶす」「噛む」など、赤ちゃんの食べる力を育めるように配慮して作られています。すべての食事をBFに置き換えるのはおすすめしませんが、上手に活用することで、スムーズに離乳食を進めることができます。
まずはBFの主な種類について知っておきましょう。

粉末タイプ

お湯で溶くだけで簡単に作れる上に、お湯の量によってはペースト状やスープ状、掴み食べが可能な硬さまで変えられ、初期~完了期まで幅広く活用できる優れものです。お粥の味付けやソース代わりにも。大人の食事で言うと調味料的なものでもあるので、いくつか種類を揃えておくと料理の幅が広がってとても便利です。

フリーズドライタイプ

色んな食材のそれぞれの味や組織がそのまま保たれていて、お湯を注ぐだけで、出来立てと同じ味が楽しめるもおのです。下ごしらえが面倒な野菜なども手軽に使うことができます。生の野菜だと一度に使い切らないと、すぐに鮮度が落ちて萎れてしまったりしますが、フリーズドライの野菜は保存が効くのも嬉しいところです。

レトルトタイプ

調理済みの食品が容器に詰められているものです。お湯などもない外出先でも、食べさせられるのが便利です。手作りの離乳食を持ち歩くのも、時期によっては却って食中毒など危険な場合もありますので、こういったBFを利用するとよいでしょう。

離乳食の初期~中期は、BFがよいお手本になる?

<5~6ヵ月の離乳食初期(ゴックン期)>

ゴックン期と呼ばれる離乳食の初期は、よくすりつぶし、トロトロの状態にした食材をごっくんと飲み込めるようになるのが目標です。10倍粥(米1:水10の割合で作る粥。米からではなくご飯から作る場合、ご飯1:水5)をどのくらいつぶせばよいか硬さが分からない場合、BFの粥の硬さを参考にするとよいでしょう。

また、お粥をあまり食べたがらないとき、味付けを少し変えてみるのもよいでしょう。粉末タイプのBFを使えば、簡単にリゾット風やおじや風、ドリア風などにアレンジできます。自分で手作りするときの、味付けの濃さの参考にもなりますよ。

<7~8ヵ月の離乳食中期(モグモグ期)>

この時期の赤ちゃんは、舌を上あごに押し付けるように食べ物をつぶすことができます。絹ごし豆腐ぐらいの硬さのものを食べられます。1日2回食になり、1度に食べられる量も増えるため、ママの離乳食作りもさらに大変になってきます。

ちょっと硬さが合わないと、口から出してしまって食べてくれない赤ちゃんもいます。
レトルトタイプのBFには目安の対象月齢も書かれているので、どのくらいの大きさ・硬さのものを食べられるのか試してみてもよいかもしれません。また、すりつぶすのに手間のかかる野菜や、普段あまり買わないレバーのペーストなどは、フリーズドライタイプのBFなどで手軽に摂取できるので、是非活用してみましょう。

離乳食後期以降のBF活用方法

9~11ヵ月の離乳食後期(カミカミ期)は1日3回食で、バナナくらいのかたさの食べ物を奥の歯茎で噛み砕けるようになります。掴み食べも上手になり、食べる意欲が増してくる時期です。

1歳~1歳半は離乳食完了期(パクパク期)で、奥の歯茎を上手に使って食べ物を噛み砕き、大人の料理からのとりわけできる食べ物も増えてきます。一度に量を食べられない場合は、おやつが必要になる赤ちゃんもいます。

離乳食後期~完了期になると、市販のレトルトタイプのBFでは硬さが足りず、あまり食べる練習が進まないので、利用するのはママの体調不良や仕事の残業などで夕食を作れないときや、外出するときなど臨時の食事手段くらいに留めておくほうがよいでしょう。

とはいえ、それ以外の時に全て手作りというのも難しいでしょう。特に忙しい朝こそ、少しでも楽に離乳食作りをしたいものです。そのときは、あらかじめ野菜や魚、ささみなどの具材を下ゆでしてストックしておき、粉末タイプのBFで味付けをしたり、お湯や牛乳を入れてレンジで加熱するだけで簡単に蒸しパンが作れるBFを利用したりすると、数分で朝の離乳食作りが出来ます。

さいごに

乳幼児期に覚えた味覚は一生続くと言われています。BFをうまく活用しつつ、可能な
時は手作りをして「おふくろの味」を覚えてもらいたいものですね。

離乳食は赤ちゃんに食べることの喜びや楽しみを覚えさせることが大事。せっかく頑張って作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないからと、ママが怒ったり無理やり食べさせようと必死になりすぎたりすると、赤ちゃんはプレッシャーを感じて余計食べられなくなってしまいます。ちょっと肩の力を抜いて、赤ちゃんと一緒に食事の時間を楽しんでみましょう。

Sponsored Link
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Sponsored Link