赤ちゃんの発熱!病院にはいつ行く?困らない判断基準まとめ

赤ちゃん 熱

赤ちゃんの急な発熱、赤ちゃんの平熱は高いといっても、どうしたらいいか焦りませんか?

赤ちゃんはじぶんでSOSを出せないので、ママやパパがすぐに気づかないと手遅れになります。

病院に行くタイミングや熱から考えられる病気などをしっかり把握して、赤ちゃんを守りましょう。

【病院に行くタイミングはいつ?】

□熱が38℃以上になったら

体温が高いといわれる赤ちゃんでも、平熱は36~37.5℃です。

赤ちゃんによって平熱は変わるので、1日4回体温を測って、お子さんの平熱を理解しておきましょう。

38℃は平熱よりも高い状態です。

早めに病院で診察を受けましょう。

□様子がおかしい

    ・食欲がない
    ・嘔吐、下痢をする
    ・熱でぐったりした様子

いつもと違うように感じたら、熱が38℃なくても必ず病院に連れていきましょう。

◆熱でぐったり、倦怠感がある

ぐったりしているときは、脱水症状が起きている可能性があります。

熱の有無に関わらず、すぐに病院に行ってください。

赤ちゃんに倦怠感がみえたら、他におかしい様子はないかチェックしてください。

もしかしたら、嘔吐感やのどの痛みを感じているかもしれません。

離乳食や授乳を口に含むのを嫌がる様子があれば、その可能性も高いので注意してください。

◆いつもより様子がイライラしている

赤ちゃんは、体が辛いことを言葉で知らせることができません。

・抱っこしても泣き止まない
・いつも以上にぐずる、泣き出す
・イライラしている

上記のような様子が見えたら、体の異変を知らせる危険信号です。

怒らずに、赤ちゃんの様子を確認してください。

熱が上がる前兆かもしれません。

◆呼んでも返事がない

症状が悪化すると、返事も泣くことも、反応もできなくなります。

生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんど目が見えません。

・音のする方へ反応しない
・大きな光に反応しない

上記の場合は、意識が朦朧として見えていない、自分で体を動かせない状態になっています。

脱水症状の恐れもあるので、水分がとれているか、尿が出ているか確認してください。

◆呼吸がうまくできない

赤ちゃんの気道はとても細くできています。

呼吸が少しでも苦しくなると、脳に酸素を送れない・授乳ができない状態になります。

・呼吸が速くなる
・肩で息をする
・呼吸困難になっている

上記の状態が見えたら、急いで病院に行ってください。

□熱があがる前兆

◆寒さで震え出す

熱があがる前兆です。

体の中に侵入したウイルスと戦うために、一気に体温を上げている証拠です。

こまめに検温をして、赤ちゃんの変化に注意しましょう。

◆熱があるのに、手足が冷える

熱がどんどん生産されるのに、心臓からいちばん遠い手足には届いてない証拠です。

こまめに汗をふいて、体を冷やさないようにしてください。

【どんな病気の可能性がある?】

□突発性発疹(とっぱつせいはっしん)

1歳未満の赤ちゃんがなる可能性が高い症状です。

高熱が2日~5日続くと、体中に小さな赤い発疹がたくさんできます。

39~40℃の高熱がでる場合もありますが、元気な様子で動き回る赤ちゃんもいます。

こんなに高い高熱は初めてのことなので、無理しないように見ていてください。

□細菌性髄膜炎

1歳未満の赤ちゃんがこの病気になったら大変危険です。

高熱になると細菌性髄膜炎を合併する恐れがでてきます。

細菌性髄膜炎にかかると症状はどんどん悪くなり、命にかかわる可能性もあります。

さらに、命に別状がなくても髄膜は脳を守る重要な膜なので、後遺症が残る場合があります。

1歳未満だと後遺症が残る可能性が高いので、ワクチンで予防することがとても重要です。

細菌性髄膜炎はじぶんたちで判断できません。

高熱がでたらすぐに病院で診察しましょう。

【いちばん怖い症状は?】

いちばん怖いのは脱水症状が起きることです。

赤ちゃんの体は80%の水分でできています。

大人より20%も多く水分を含んでいるので、脱水症状が起きるとすぐに具合が悪くなります。

脱水症状が起きたら、体内の水分を外に逃がさないために、汗や尿を出せなくします。

体内に熱がこもった状態になるので、脱水症状はどんどん進行していきます。

赤ちゃんの体力を急激に奪うので、命にかかるいちばん深刻な症状です。

尿が出ても濃い色だったら、脱水症状の危険信号です。

脱水症状の兆候があったら、すぐに病院へ行きましょう。

【適切な対処をしよう!】

熱があがり始めたら

・こまめに検温をして、様子をしっかり見る
・平熱を越す熱が続いたら病院へ
・38℃を越えたら絶対病院へ行きましょう

注意する点

・脱水症状を起こしていないか
・赤ちゃんの熱は急激にあがります
・夜中、朝方はとくに注意しましょう

体調が悪化したら

・慌てない、落ち着いて準備をしましょう
・呼吸困難の様子があれば、さきに病院に連絡
・母子手帳と健康保険証を忘れず持ちましょう

熱がなくても、赤ちゃんの様子がおかしかったら病院に迷わず行きましょう。

赤ちゃんの場合は、まだ免疫に耐えられる体力がありません。

手遅れになる前に、お子さんの体調を第一に優先しましょう。

【最後に】

赤ちゃんが寝てしまっても、熱があれば必ず病院で診察を受けてください。

体調が回復したわけでなく、体力が奪われて意識が保てないのです。

赤ちゃんが眠っていても、なるべく早く診察を受けましょう。

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