1ヶ月検診が終われば、ようやく赤ちゃんも外出が出来るようになります。ママもしばらく外に出る機会がほとんどなく、待ち遠しかったと思いますが、いきなり赤ちゃんを外に長時間連れ出したり、人混みのところへ連れて行ったりすることはNGです。
まずは少しずつ外気浴などで慣らしてからになりますが、外気浴とはどんなことをするのかご存じでしょうか?また初めてのお出かけは時間帯や持ち物など、気をつけたいポイントが色々あります。
今回は赤ちゃんとお出かけに関する注意点や疑問をまとめてみました。
まずは外気浴で慣れてから、お散歩に出かけましょう!
外気浴とは赤ちゃんを外の空気に触れさせることで、赤ちゃんの皮膚を丈夫にしたり、新陳代謝を盛んにしたり、呼吸器を強くするという働きがあります。まずは生後2週間頃から室内の窓を開けて、最初は数分ほどでよいので外の空気に触れさせることから始めましょう。
お散歩デビューの時間帯と注意点
家の中から外気に触れることを数日続けて慣れてきたら、いよいよ外へ出かけてみましょう。これも最初は5分~10分ほどの短い時間から始めますが、慣れてきてからも1時間以内くらいが目安です。お散歩デビューの日はなるべくお天気がよく、風の強くない穏やかな日を選んであげましょう。
昔は赤ちゃんを日光浴させる方が健康によいと言われていましたが、近年は紫外線などの影響もあり、そこまで日光浴が赤ちゃんにとっていいことではないと言われるようになってきました。このため、外気浴の時間も紫外線の強い時間帯は避け、午前中であれば朝9時~10時頃、午後であれば夕方の遅めの時間である17時~18時頃がよいとされています。念のため帽子も忘れず被せてあげましょう。
寒冷地の冬や、梅雨などはどうするの?
あまりに寒さの厳しい地方では、無理に赤ちゃんを外に連れ出すと風邪を引かせてしまうこともあります。なるべく暖かい日を選んで少しだけ外の空気に触れさせてあげましょう。もしくは家の玄関先やベランダ、庭などで少しだけ外の空気に触れるのもよいでしょう。
また梅雨などの時期は、雨の降っていない時間帯に窓を開けて外の空気に触れさせてあげるだけで十分です。必ずしも毎日外に散歩に行かなくてはいけないわけではないので、台風など悪天候の日は無理に外に行く必要はありません。あまり思い悩まず、可能な範囲で赤ちゃんを外気に触れさせてあげましょう。
お出かけ時の注意点
外気浴やお散歩で外に出る際は、睡眠、授乳、オムツ替えの時間は避けるようにしましょう。眠かったり、お腹が空いたりしていると、途中で赤ちゃんがぐずって泣いてしまうことがあります。また生活リズムを崩さないようにすることも大事です。タイミングとしては、授乳してから20~30分後がベストです。オムツ替えも済ませていきましょう。
スーパーなどでの買い物や、遠出できるのはいつから?
<月齢別のお出かけ範囲と注意点>
◎生後1ヶ月
1ヶ月検診を終えるまでは基本的に家の中で過ごします。お宮参りで外出する際は、なるべくおくるみなどを用意し、体温調節ができる格好をさせましょう。外気浴デビュー後は、家の周りを少し散歩する程度で、できるだけ短時間で家に帰りましょう。
スーパーなどへのお買い物はまだこの時期は控え、ネットスーパーや配達サービスなどを利用するか、他の家族に買い物を頼みましょう。
◎生後2ヶ月
まずは徒歩圏内の近所か車で数分程度の公園やスーパーから足を運びましょう。混雑する時間帯は避け、家を出てから帰宅まで約1時間以内で済ますようにしましょう。
◎生後3ヶ月~4ヶ月
この時期になると抵抗力もついてくるので、電車やバスなど公共交通機関を利用してのお出かけも楽になります。遠くのデパートなどへのお出かけも大丈夫ですよ。出かける前に、授乳室やオムツ替えスペースなどの施設が整っているかをチェックしておきましょうね。
◎生後5ヶ月~6ヶ月以降
ほとんどの赤ちゃんは首が据わり、新幹線や飛行機での遠出も可能になります。とは言ってもいきなり長時間の移動は赤ちゃんの負担も大きいので、少しずつ距離や時間を延ばしていくようにしましょうね。
お出かけの時の持ち物
外気浴くらいであれば大丈夫ですが、10分以上の外出の場合は、念のため赤ちゃんに必要な物は持って行ったほうが良いでしょう。
<基本的な持ち物>
・おむつ
・おしりふき
・ビニール袋
・おむつ替えマット
・授乳グッズ(授乳ケープ、ミルク、ほ乳瓶、お湯の入った保温できる水筒など)
・母子手帳
・帽子
<夏の必需品>
・ガーゼやタオル(汗を拭くため)
・虫刺され対策のスプレーなど
・赤ちゃん用の日焼け止め
・ウェットティッシュやおしぼり、保冷剤など(熱中症対策)
さらに遠出になる場合は、下記のものも持って行くようにしましょう。
・バスタオル(またはおくるみ)
・ガーゼ
・着替え1組
・お気に入りのおもちゃ
さいごに
外へのおでかけは赤ちゃんによってよい刺激になり、お母さんが赤ちゃんに色々な景色を見せながら話しかけてあげることで、母と子の絆を深め、赤ちゃんの脳も活性化されると言われています。ベビーカーで散歩する際もたまには少し立ち止まって赤ちゃんを抱っこし、同じ景色を見せてあげましょう。