ぷにぷにしてて思わず食べてしまいたくなりそうな赤ちゃんのほっぺ。
そんな赤ちゃんのほっぺがなんだか急に赤くなった、なんてことありませんか?もしかするとその赤みは皮膚トラブルや病気なのかもしれません。
そんな赤ちゃんのほっぺの赤みの原因をまとめてみました。
【原因1 乾燥】
赤みの原因のほどんどが皮膚の乾燥によるものです。
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。皮膚のバリア機能が低く、皮脂、水分ともに失われやすくなっています。
乾燥していることでバリア機能がさらに低下してしまうと外からの刺激に対してとても弱くなってしまい、さらなる肌トラブルを招いてしまいます。
特に冬場はほっぺの赤みが増してくる赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
触ってみるとカサカサしている時は赤ちゃんの肌はかなり乾燥が進んでいます。
【対策】
こまめな保湿を心がけてあげてください。
お風呂上がりはもちろん、着替える際、外出から帰ってきた際にもローション、オイル等を適度に塗ってあげるといいでしょう。
保湿をしてあげることで肌のバリア機能が上がり、乾燥や外からの刺激にも強くなります。
また冬場には加湿器を使って空気を乾燥させないようにしてあげるとさらに効果的です。
【原因2 新生児ニキビ】
お母さんの女性ホルモンの影響で生後すぐ~1ヶ月くらいの間に出現することが多い新生児ニキビ。赤いプツプツが頭部だけでなく腕や足など身体のいたるところに表れることもあります。
【対策】
お母さんのホルモンの影響で表れるこの新生児ニキビ。ホルモンの影響がなくなると同時に自然に治っていくのですが、こまめな保湿により、肌が守られニキビの治りもさらに早くなります。多くの場合、生後2ヶ月くらいにはきれいに治るそうです。
【原因3 乳児脂漏性湿疹】
月齢が低い赤ちゃんに多いのが乳児脂漏性湿疹です。多くの場合は黄色いカサブタ状の湿疹が頭皮やおでこにできるのですが、プツプツと赤みを持った湿疹がほっぺに表れることがあります。
特に生後1~3ヶ月くらいの赤ちゃんに多いのですが月齢があがるにつれて自然となくなっていきます。
【対策】
お風呂できれいに洗う、涙やよだれ、ミルクをこまめに拭き取ってあげる等、患部を常に清潔に保ってあげてください。そして保湿も忘れずに。
黄色いカサブタ状のものはオイルでふやかしてお風呂で洗ってあげるといいそうです。
また母乳の質でも症状が軽くなることがあるそうなので、糖分や脂肪分の高い食べ物は避けてみる等、ママの食事にも気を遣ってみてください。
そして個人的な感想なのですが、新生児ニキビができた赤ちゃんはニキビができた際に保湿をしっかりしてあげることで乳児脂漏性湿疹の発症も少ないように思います。事実のほどはわかりませんが、どちらにせよ保湿はしっかりとしてあげたほうがお肌のトラブルが少なくなることは間違いないでしょう。
【原因4 アレルギー性皮膚炎】
ハウスダストやペットの毛、またはミルクの成分が原因で、アレルギー反応としてほっぺに赤みが出る赤ちゃんもいます。
またご両親のどちらかがアトピー体質だと、赤ちゃんもアトピー性皮膚炎になる可能性があります。
【対策】
アレルギーの原因物質をできるだけ除去してあげましょう。こまめに掃除することや空気清浄機を使用してあげるとよいでしょう。ミルクもアレルギー用の粉ミルクが市販されていますし、母乳をがんばってみるのもいいかもしれません。
アトピー性皮膚炎は乳幼児の場合、成長するにつれ治ってくるものも少なくないそうです。このアトピー性皮膚炎の場合もまずは保湿。肌のバリア機能を高めてあげることが最大の対応策なのだそうです。
【原因5 りんご病】
正式名称は「伝染性紅斑」といって春から夏頃に流行します。風邪のような症状とともにほっぺや腕、お腹や太ももががりんごのように赤くなったり消えたりを1ヶ月ほど繰り返すのが特徴です。
【対策】
感染性の病気ですのでもらわないのが一番です。兄弟がいる場合は気をつけてあげましょう。
そしてなによりあやしいと思ったら即病院にかかってください。
【原因6 発熱】
大人と同じで熱があると赤ちゃんも顔が赤くなります。赤ちゃんの体温は36.5℃~37.5℃が平熱だと言われています。また夏場は日焼けや熱中症により頬が火照ってしまうこともあります。
【対策】
まずは体温を測り、特に他の症状がなければ水分補給をしっかりさせ、薄着にしてあげたり、部屋の温度を下げるといった体温調節をして様子をみてあげてください。また日焼けや熱中症を防ぐため気温が高すぎる時間帯をさけて外出する等、赤ちゃんを猛暑の中で過ごさせないことが大切です。赤ちゃんの熱中症は命にかかわってきます。
【原因7 しもやけや寒さ】
寒いところに長い時間いると軽い凍傷「しもやけ」になってしまう赤ちゃんもいます。外出する際どうしても顔周りは防寒が難しいので寒さでほっぺが赤くなってしまいます。
【対策】
大抵の場合は赤みはすぐに引くことが多いのですが、症状がひどい場合には病院にかかりましょう。あとは保湿とできる限りの防寒です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。赤ちゃんの頬の赤みと言っても原因と症状が数多くあります。
まずは赤ちゃんの肌にあった保湿をしっかりし、赤ちゃんの肌の変化を毎日ていねいに観察してあげることが大切です。そして安易に自己判断をせず、病院にかかってみるのも症状を早く緩和させてあげられる手段のひとつです。
ぷにぷにと気持ちいい赤ちゃんのお肌、しっかり守ってあげてくださいね。