赤ちゃんの人見知りはいつから?原因や症状、周りへの対応方法

人見知り

このあいだまで誰にでもニコニコしていた赤ちゃんが、突然ママ以外の人を見ると大泣き。「私の育児方法が原因なの?」と戸惑っているママさん。あるいは「うちの子、人見知りをしないけど大丈夫?」と心配なママさん。人見知りをしてもしなくても、何となく気になってしまいますよね。
今回は、人見知りに関する情報をまとめてみました。

人見知りが始まるのはいつ?どんな症状?

早い赤ちゃんだと3ヶ月くらいから、一般的には6ヶ月~1歳くらいに始まることが多いと言われ、だいたい2歳くらいまでに落ち着くと言われています。症状としては、ママや家族以外の人が抱っこしようとすると大泣きするというイメージが強いですが、泣かないけれどママから離れようとしないとか、じっと相手の顔を見つめるなど、色々なパターンがあります。

また、男の人や眼鏡をかけた人、ひげを生やしている人が駄目など、人見知りをする対象も赤ちゃんによって異なります。比較的、ママと同年代の女性に対しては平気な赤ちゃんが多いようです。

ちなみに、パパの帰りが遅くて一日に接する時間が短いと、パパに対しても人見知りをする場合があります。この時期には寝かしつけやお風呂はママじゃないと嫌!となってしまう赤ちゃんもいます。パパとしてはちょっと寂しいですが、これも一過性のもので、幼児期になるとまたよく遊んでくれるパパの方が大好きという子も多いので、あまり落ち込まないでくださいね。

また、赤ちゃんはまだ視力が発達していないため、はっきりと細かいところまで顔を認識しているわけではありません。髪型や眼鏡の有無などでも顔を判断しているので、ママが髪型を変えたり、普段コンタクトレンズなのに眼鏡をかけたりといった変化があると、ママに対しても人見知りをして泣いてしまうことがあります。ちょっとショックかもしれませんが、そういうものだと割り切りましょう。

また、同じくらいの時期に「人見知り」ではなく「場所見知り」をする赤ちゃんもいます。自宅など慣れている場所では、ママ以外の人と会っても平気なのに、外で同じ人に出会うと駄目という場合や、他の人の家や子育てサロンなどの施設でママの側から離れないなどの場合は、「場所見知り」をしている可能性もあります。

どうして人見知りや場所見知りをするの?

赤ちゃんは成長するのに従って、ママやパパを特別な存在として理解するようになり、それ以外の人との区別が出来るようになります。そしてママやパパには信頼感を、よく知らない人には不安を覚えるようになります。人見知りは、赤ちゃんが順調にそういった発達の一段階で、きちんと成長している証でもあるのです。

人見知りをしないという赤ちゃんの場合、例えば大家族だったり、低月齢で保育園に通っていたり、上の子との関係でママ以外の大人に会う機会が多かったりといった環境や、その子自身の性格によるものも大きいので、人見知りはしないけれど後追いをするとか、ママやパパをきちんと分かっているようであれば、特に問題はありません。

一方、場所見知りの場合は、ママが原因となっていることが多いです。例えば、ママ自身が人見知りの性格でその場で緊張しているとか、あるいは全く正反対のパターンですが、他の人との会話に夢中になって赤ちゃんに全く構っていないと、「ここに来ると、ママが自分を見てくれない」という不安から、赤ちゃんが泣いてしまうということもあります。ママがリラックスした状態で、赤ちゃんがその場所に慣れるまで相手をしてあげれば、少しずつ改善されるでしょう。

赤ちゃんが人見知りをしたときの対応

①赤ちゃんが相手を観察する時間をあげる

まずは相手と一定の距離を保ち、ママが抱っこしたまま、しばらく相手の人と会話しましょう。どうしても赤ちゃんが一緒だと、会話の中心になりがちですが、一気に注目を浴びると赤ちゃんは不安を感じてしまいます。まだよく分からない相手に急に近づかれると、泣いてしまうことも。声をかけたり、触れたりするのは赤ちゃんが慣れてからにしましょう。

②赤ちゃんに相手のことを説明する

「この人は、あなたのおばあちゃんだよ。前にも出会ったことあるよ」など、たとえよく知っている相手であったとしても、毎回赤ちゃんに相手のことを説明してあげましょう。最初は戸惑っている赤ちゃんも、だんだんと「この人は大丈夫なんだ」とわかるようになります。

③人見知りの時期であることを相手に伝える

最初の段階で、相手に赤ちゃんが人見知りの時期であることを伝えておきましょう。せっかく可愛がろうとして近づいたのに泣かれてしまうと、こちらも相手も何となく気まずいですからね。特におじいちゃんやおばあちゃんは「今までから何回も出会っているから大丈夫、大丈夫!」とすぐに抱っこしたがるかもしれませんが、慣れるまで少し時間がかかることを伝えて、ゆっくりと距離を縮めてもらいましょう。もし泣かれてしまったら、相手もショックだと思いますので「今は誰にでもこうなんです」と忘れずにフォローしましょうね。

さいごに

人見知りの時期は、ママも周りに気を遣って大変ですが、ずっと続くものではありません。赤ちゃんとママの絆が最も深まる時期でもあるので、まずは赤ちゃんの不安な気持ちに寄り添い、次の段階へ成長できるように、いつも安心感を与えるようにしてあげましょう。

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