知っておきたい!
6ヶ月の赤ちゃんの成長の様子とお世話のポイント

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今まで目まぐるしかった赤ちゃんの成長スピードも、生後6ヶ月頃になると少しずつ落ち着き、ママの方も赤ちゃんとの生活や育児に慣れてきたのではないでしょうか?
とは言え、早い子は歯が生えてきたり、お座りが出来るようになったりと、周りの赤ちゃんとのちょっとした成長の差が気になりますよね。

また、昼間に起きている時間が増えるとともに、赤ちゃんと一緒に過ごす時間も増えるので、どんなふうに接すれば良いか悩んでいるママも多いのでは?

今回は、生後6ヶ月の赤ちゃんの成長の様子やお世話するときのポイントについて、いろいろとまとめてみました。

心や体はどう成長する?

①短時間のおすわりができるように

支えがあれば短時間ですが、おすわりができるようになってきます。最初は少し前のめりの姿勢で、背を丸めて、自分の両手で支えています。1~2ヶ月も経つと、腹筋や背筋、バランス感覚などが発達して、支えなしでもおすわりが安定していきます。


②手が発達して、色々なことが出来るように

おすわりで両手が使えるようになると、どんどん手が発達して器用になっていきます。片方の手に持った物を、もう片方の手に持ち替えるという高度なことも出来るようになります。また、顔にかかったタオルやガーゼなどを自分で取ることも出来ます。


③人の顔や身体に興味を持ちます

さかんにママやパパの顔や服をいじって調べます。結構強い力で、髪を掴んだり引っ張ったりもします。

感情や記憶力も発達してくるので、パパやママへの愛情が強くなり、パパの帰宅を喜んだり、ママに甘えたりするようになります。家族以外の人には不安を感じるような表情をしたり、じっと見つめたりすることがありますが、ちゃんと家族とそれ以外の人の区別がつき始めた証拠です。一般的に生後6ヶ月頃から、人見知りをする赤ちゃんが多いようです。

④自分の要求を主張するようになります

抱っこして欲しいときやおもちゃを取って欲しい時など、それぞれにあった身振りや声で訴えます。要求をするために泣くことを覚え、それが叶わない時には、大声で泣いたり暴れたりするちょっと気性が激しい赤ちゃんもいます。

⑤乳歯が生え始めます

個人差はありますが、一般的には生後6ヶ月頃~9ヶ月くらいの間に下の前歯が生えてきます。歯の生え始めは歯ぐきがむずがゆく感じ、口の中に物を入れたがったり、機嫌が悪くなったりしてしまう赤ちゃんも多いです。歯固めのおもちゃを欲求を満たしてあげましょう。

お世話の目安とチェックポイント



◆離乳食は1日2回(生後5ヶ月から開始した場合)

先月から離乳食を開始して、順調に食べられるようであれば、午前中に1回、午後に1回の1日2回にします。時間を決めておくと、生活リズムを整えるのに役立ちます。離乳食の固さは、ごっくんと飲み込めるくらいトロトロの状態のものをあげます。まだ栄養の主体は母乳やミルクなので、離乳食の後は、欲しがるだけ授乳してあげましょう。



◆夜泣きが酷くなる時期です

4~5ヶ月くらいから夜泣きが始まる赤ちゃんが多いですが、生後6ヶ月頃にさらにエスカレートする場合もあります。原因は昼間に活動した興奮や、記憶力がついてきたせいなど、色々な説があり、なかなか夜泣き自体を防ぐ方法は見つかっていないようです。夜泣きに悩むママ達がしている対処法として、抱っこして安心させてあげる、夜風に当ててみる、母乳やミルクを飲ませるなどがあるので、とりあえず試してみましょう。

◆心や体の発達を促す遊びをしてみよう

「たかいたかい」で持ち上げてもらったり、両脇を持ってぐるぐる回ったりなど、身体をダイナミックに動かす遊びを喜ぶようになります。自分でもご機嫌な時に飛行機のようなポーズをしていることがありますが、これもバランス感覚を養う上で大事な遊びです。この時期にしか見られないので、是非写真に撮ってあげてくださいね。
また「いないいないばあ」もお気に入りの遊びです。他のお世話でなかなか関われないというパパも、赤ちゃんといっぱい遊んであげることで、赤ちゃんが特別な結びつきを感じてくれるようになります。

初めての発熱「突発性発疹」でも慌てないで!

生後6ヶ月頃で、ママからもらった病気に対する免疫抗体がなくなってきます。今後は様々な病気にかかることがあるので、覚悟してください。普段より機嫌が悪く、いつまでもぐずっているようなら、もしかすると体調が悪いのかもしれません。ミルクや母乳、離乳食を受けつけなかったり、高熱が続いたり、呼吸音がいつもと違うようであれば、急ぎの受診が必要です。

また、初めての発熱は、8割以上が「突発性発疹」と呼ばれるものです。生後6ヶ月~2歳までにかかるもので、高い熱が4~5日続き、熱が下がると同時に身体に赤い発疹が出るという特徴があります。風邪気味でもないのに、急に熱が出たら、ほぼ「突発性発疹」と思って間違いないと思いますが、発疹が出るまでは専門医でも診断出来ないそうで、すぐに病院を受診しても、「突発性発疹」と診断されるのは熱が下がった後になります。慌てずに、とりあえず水分補給と安静を心がけ、赤ちゃんに何か発熱以外の異変を感じたら受診するようにしましょう。

さいごに

病気への免疫抗体がなくなってくる生後6ヶ月。初めての発熱にびっくりするママも多いと思いますが、熱があっても元気な場合や38.0~38.5℃以下なら、自己判断での解熱剤の使用は控えましょう。また、夜に急に39℃以上の高熱が出ると、夜間救急で病院へ行ったほうがよいかどうか、判断に迷うこともあるかと思いますが、その場合はまず「#8000」に電話して相談してみるとよいでしょう。これは全国同一の「小児救急電話相談」の電話番号で、小児科医の支援体制のもとに看護師が相談に応じてくれます。いざというときのために、覚えておくと安心ですよ。

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