生後7カ月の赤ちゃんは、生後5カ月と比べてどのように成長しているでしょうか?
身長や体重、授乳や睡眠時間の他に、7カ月で大きく変わる成長などを詳しく紹介していきます。
生後7カ月の成長も温かく見守っていきましょう!
【生後7カ月の赤ちゃんの身長と体重の変化】
母子手帳で確認できる厚生労働省の発育曲線だと生後7カ月の身長は63~74センチ、体重は6200~10100グラムを目安に成長します。
男の子だと身長は64~74センチ、体重は6800~10100グラム、女の子の身長は63~72センチ、体重は6200~9200グラムが平均になりますが、この頃には個人差が大きく出てきます。
生後6カ月頃の体重とほとんど変化がない赤ちゃんがいれば、ぐんぐん大きく成長する赤ちゃんと差が出てくる時期です。
生後6カ月まで急速に体重が増えていきますが、生後7カ月頃から増加スピードが落ち着いてきます。
1か月前と変化がほとんどなくても、月に300グラムずつ増えていれば大丈夫です。
【生後7カ月の赤ちゃんの授乳回数と離乳食の変化は?】
□生後7か月の授乳変化
1日の授乳回数は5~6回ほどで、3~4時間間隔で授乳を行います。
5~6カ月の間に離乳食を開始できるので、生後7カ月でだいぶ離乳食に慣れている赤ちゃんもいます。
1日の離乳食が2回になっている赤ちゃんは授乳量も少しずつ減っていきますが、赤ちゃんの成長や様子に合わせて授乳量も調整してください。
離乳食が得意な赤ちゃんもいれば離乳食が苦手で必要量を食べられない赤ちゃんもいるので、足りてないかな?と感じるときは授乳量を多くしてあげてください。
離乳食が1日2回になっていたら、200~220mlのミルク(母乳)を3~4時間間隔に5回あげてください。
順調に離乳食を食べられるようになってきても、赤ちゃんに必要不可欠な栄養分の70%は母乳やミルクからとっています。
□生後7か月の離乳食ポイント
おすすめの離乳食時間は午前と午後の1日2回です。
離乳食を食べているときは、どんどんお口に入っていくかではなく、ちゃんともぐもぐ噛む様子があるかどうかを確認してください。
噛まずに呑み込んでいる様子なら、口に入れる量を少なくする、舌で潰しやすい絹ごし豆腐の固さまで柔らかくするなど、工夫してみてください。
生後7カ月には離乳食の進みも順調です。
もっともっとと離乳食を欲しがっていれば、ちゃんと噛む動きが出来ているか確認しながら欲しがるだけあげてください。
足りない分は母乳やミルクで調整してあげれば大丈夫です。
□生後7カ月~生後8カ月までの離乳食1回分の目安量
○野菜/果物…20~30g
○たんぱく質(この中でどれか1つです)
・魚…10~15g
・肉…10~15g
・豆腐…30~40g
・卵黄…1個
・全卵…1/3個
・乳製品…50~70g
参考資料「http://192abc.com/27219」
【生後7か月の睡眠時間の変化は?】
生後7カ月の平均睡眠時間は13時間に変化します。
徐々にまとまった時間で寝てくれるようになるので、ママも時間も少しずつ増えてきますね。
生活リズムも安定しやすくなるので、早寝早起きのリズムを崩さずキープ出来れば最高です。
しかし、この時期は夜泣きがひどくなる傾向があります。
理由ははっきり分かっていませんが、生後7カ月頃から活動範囲が活発になり外部刺激も受けやすく、乳歯の生え始めのもどかしさなどが悪化させる原因ではないかと言われています。
ひどい夜泣きが続いているときは、赤ちゃんの昼間の過ごし方を確認してみてください。
もしかしたら、刺激が強い1日になっているかもしれません。
パパが帰ってくるのはどうしても夜遅い時間帯になってしまうので、平日はなるべく赤ちゃんの睡眠優先で、休日にたくさん遊んで愛情を注いであげてください。
この間のアメブロトピックスでもありましたが、添い寝で眠る日本の赤ちゃんは睡眠の質がいちばん悪いそうです。
実は添い寝が原因ではなく、添い寝のためにママやパパの生活リズムに赤ちゃんが合わせていることが影響しています。
そうすると赤ちゃんの寝る時間はどんどん遅くなるので、睡眠の質が下がる結果となりました。
大人にとって早く寝るのは結構大変なことですが、赤ちゃんが正しい睡眠リズムを作れるようにサポートしてあげましょう。
もし時間が間に合わない時は、添い寝にこだわらず赤ちゃんを先に寝かす方法もおすすめです。
実際に添い寝をせず一人で寝ている国の赤ちゃんが1位でした。
【生後7か月の赤ちゃんの成長変化は?】
□乳歯が生え始めます!
生後7カ月は乳歯が生え始める時期です。
最初のうちはこの感覚になれず、赤ちゃんは不機嫌になったり夜泣きをしたり、よだれが出やすくなります。
むず痒い違和感を取りたくて口の中に物を入れようとするので、口に入れても大丈夫な歯がためを用意してあげると安心です。
まだ生えている乳歯が1~2本の場合は、歯磨きをしなくても大丈夫です。
離乳食を食べた後にガーゼで優しく拭き取ったり、緑茶を飲ませて簡単ケアをしてあげてください。
□生後7か月の赤ちゃんがする「ずりばい」とは?
ずりばいとは、うつ伏せの状態でお腹を引きずりながら足だけで前に移動する様子を指します。
両目が見えるようになって視界も広がるので、興味があるものの所までずりばいを使って移動するようになります。
慣れてくるとどんどん行動範囲も広がっていくので、飲みこんだら危ないものを周りに置かないように注意してください。
ハイハイや掴まり立ちを覚える赤ちゃんもいるので、テーブルの角などとがった危険なところは100円ショップのカバーなどで保護してください。
【まとめ】
以上、生後7カ月の赤ちゃんについての紹介でした。
この時期は色んなものを食べる機会が増えてくるので、体調管理が下痢で確認できます。
熱や体調不良が現れる下痢はウイルスなどの病気が原因で、熱もなく体調も良い下痢のときは、離乳食やミルク(母乳)が足りていない可能性があるので、食事量を確認してみてください。
どんどん動きも活発になり、見た目以外の成長も楽しめる時期ですね。
まだまだ育児マラソンは続きますが、成長過程も楽しみながら無理せず頑張ってください。