身体発育曲線と赤ちゃんの体重が増えない理由まとめ

赤ちゃん 発育曲線

母子手帳に記載されている身体発育曲線はきれいなカーブのグラフを描いていますね。
しかし、実際このグラフのように身長や体重を増やすことは難しく、増えない体重に頭を悩ませるママも多くいます。

今回は赤ちゃんの体重が増えない理由と解消できるコツについて詳しく紹介していきます。

【母子手帳に記載されている身体発育曲線とは?】

目安になる平均グラフ

母子手帳に記載されている身体発育曲線とは、月年齢とともに増えていく赤ちゃんの平均身長と体重を紹介しているグラフです。

生まれたときの身長や体重によっても成長スピードに差があり、生後4カ月頃から個人差が大きくでてくるので、身体発育曲線から分かる平均身長や体重以上に大きくなったり小さかったりする場合もありますが、赤ちゃんの様子が元気で便の調子も問題なければ大丈夫です!

また、身体発育曲線は平均値をグラフにしているのできれいなカーブを描いていますが、実際はこのようにきれいなグラフになることは珍しく、体重がなかなか増えず水平線のままグラフが伸びることが多いです。

【赤ちゃんの体重が増えない理由とは?】

赤ちゃんの成長特徴

赤ちゃんには成長特徴があり、体重が増えているときは身長が伸びず身長が伸びているときは体重が増えません。今まで順調に増えていた体重が急にとまったときは身長が伸びている、もしくは今度は身長が伸びる時期に入ったのかもしれません。

もし思うように体重が増えない時も、赤ちゃんが摂取した栄養エネルギーが身長の栄養へと回っているので安心してください。

他にも身長が伸びているけど体重が中々増えない、交互の成長スピードのバランスが悪かったときも、少しずつでも体重が増えていれば大丈夫なので赤ちゃんの成長を見守ってください。

赤ちゃんの体重が増えない理由は月齢ごとに変わる

赤ちゃんの体重が増えない理由は月齢ごとに異なり、新生児の赤ちゃんは授乳が上手に出来ていないこと、生後5カ月頃の赤ちゃんは離乳食を始めたことが挙げられます。

新生児の赤ちゃんは驚くほどの早さで成長します。1日平均で30グラムずつ成長し、生後1カ月を迎える頃には生まれたときの体重よりも約1000グラム増加しています。

しかし、赤ちゃんの個人差によって1カ月で増えた体重が1000グラム未満の場合もあるので、赤ちゃんの授乳の様子を見てあげてください。

また、生後5カ月頃から離乳食をスタートできる赤ちゃんが増えてきます。慣れてくると離乳食の回数も徐々に増えてきますが、赤ちゃんの必要な栄養分のほとんどはミルクや母乳から摂取しているので、極端に授乳量が減っていないか確認してみてください。

離乳食も最初のうちはうまく口を動かせず食べるのが苦手な赤ちゃんや、初めての固形物で消化が大変な赤ちゃんもいるので、離乳食で不足している栄養は授乳で補ってあげて、少しずつ離乳食に慣れさせていきましょう!

【赤ちゃんの体重を増やすコツ】

新生児の赤ちゃんの体重を増やすコツ

何もかも初めてづくしの赤ちゃんは、最初から上手に授乳ができるわけではありません。

生後4カ月頃から喉もだいぶ発達してくるので多くの量を一度に飲めるようになってきますが、それまではこまめの授乳が必要です。授乳に慣れてくれば伸び悩んでいた体重も順調に増えるようになります。授乳が苦手なうちは一気に飲ませようとせず、無理なく飲める少しずつのこまめな授乳でサポートしてあげてください。

育児書などを読むと3時間置きの授乳間隔がベストだと書いてあることがほとんどですが、赤ちゃん個人によって飲める量も必要な授乳量も異なってきます。

発育曲線と同じで3時間おきの授乳間隔もあくまで目安なので、赤ちゃんが授乳を欲しがったら我慢させず飲ませてあげてください。

もう一つの体重増加のポイントは、赤ちゃんにあった最適な室温を保つことです。なぜなら室温が低すぎた場合、赤ちゃんは体温を保つためにたくさんのエネルギーを消耗するからです。そうすると、せっかく摂取した栄養も身長や体重の成長に使われず体温を維持するための消費カロリーとなってしまいます。

授乳が出来ていても体重が増えていかない赤ちゃんは体を動かす消費カロリーやいつもすごく室温が低くないか確認してみてください。

新生児の赤ちゃんの体重増加ために、授乳のサポートと赤ちゃんの過ごす室温にも気を使ってあげましょう!

遊び飲みや母乳トラブルも確認してみる

赤ちゃんが飲み慣れてくると遊び飲みをするようになります。遊び飲みは赤ちゃんが集中していないので、長い時間飲んでいても実はしっかり栄養をとれていないのです。

視覚や聴覚が発達してきたら、赤ちゃんの目に刺激物が入り込まないような場所で授乳をしたり、赤ちゃんが集中できるサポートをしましょう。

もう一つ確認してほしいのが母乳トラブルです。生後4カ月頃から乳首が切れるなどの母乳トラブルが見え始めます。異変や痛みを感じた時は無理をせず、状態が良くなるまでミルクに切り替えて栄養を与えてあげましょう。

【まとめ】

以上、身体発育曲線と赤ちゃんの体重が増えない理由についての紹介でした。

初めての育児で不安になることや分からないことも多いと思うので、1カ月検診や定期健診でお医者さんがみてくれるときに、体重がなかなか増えないことや何か改善した方がいいことはないか相談してみてくださいね。

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