赤ちゃんの体重はいつから増える?知っておくと絶対安心な体重変化

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赤ちゃんの体重が増え始めるのはいつからだと思いますか?

実は、ミルクか母乳かで赤ちゃんの体重の増え方が変わります。

体重が一時的に減る時期もあるので、不安にならないように知識を身につけましょう!

【新生児の平均体重はどのぐらい?】

■新生児の平均的な体重の増え方

あくまで目安になりますが、生理的体重減少をおえた新生児は、生後3ヶ月の体重の約2倍まで増えていきます。

生後1年を迎えると、平均で約3倍の体重まで増加しています。

■ミルクを飲んでいる新生児の体重変化

ミルクと母乳では体重の増え方に変化がでてきます。

ミルクをメインに育てている新生児は、退院時の体重から1日30g前後増えていれば問題ありません。

■母乳を飲んでいる新生児の体重変化

母乳がメインの場合は、ミルクに比べて飲む量が変動するので体重の増え方も変わります。

最初のうちは慣れるまで、母乳の出が悪かったり赤ちゃんが上手に飲めなかったりします。

慣れてくればスムーズに飲めるようになってきます。

完全母乳で育てたいママは、思うように体重が増えなくて不安になるかもしれません。

■体重が増えないと危ない?

もちろんママの母乳の量が徐々に増えてくる可能性もあります。

体重の増加が少なくても、赤ちゃんの機嫌も良くて、おしっこもちゃんと回数でていれば問題ありません。

赤ちゃんの機嫌が悪いのは、体に変化が起きている、体調が悪いことを知らせるサインでもあります。

身長と頭囲が成長していて、脱水症状もなく機嫌もよければ大丈夫です。

【一時的におこる生理的体重減少とは?】

生理的体重減少とは、生まれたばかりの赤ちゃんにおこる、一時的な体重減少のことを指します。

赤ちゃんが一時的に体重を落としてしまうのは、増加した母乳量とミルク量で、排出される老廃物が急激に増加したからです。

もともと赤ちゃんには、汗・尿・便などの老廃物が残っています。

体内に残っていった老廃物に加えて新たな老廃物が作られるので、食べる量よりも排出する量が上回り生理的体重減少が起こります。

実際に減少する体重平均を数値にすると元の体重の3~5%です。

これは自然な減少なので、体重が急に減り始めても心配いりません。

だいたいが生後5日までに生理的体重減少がおこり、生後1週間~2週間の間に回復していきます。

赤ちゃんが1日に摂取できる栄養量が増えていくので、排出される老廃物を上回ることができます。

生後10日目ぐらいから増えていきます。

目安にしてください。

■生理的体重減少の計算方法は?

体重が減ってきて不安になる場合は、どのぐらいまでが許容範囲になるか計算できます。

ちゃんとした計算方式もありますが、今回は簡単にできる計算方法を紹介します。

先ほど紹介しましたが、実際に減少する体重平均は3~10%です。

この3~10%を計算するには、生まれたときの体重に10%(0.1)をかけてください。

このときに出た数字が、減っても問題ない許容範囲です。

【体重が増えないときはどうすればいい?】

■母乳の量が足りてないかも?

体重が増えないときは、赤ちゃんが飲んでいる母乳の量が足りない可能性があります。

なので、赤ちゃんに授乳した回数や、どのぐらいの間隔で授乳をしているか確認しましょう。

新生児だったら、2時間おきの授乳でも問題ありません。

ミルクをメインにしている新生児よりも体重増加は比較的少ないので、赤ちゃんが泣いていなくても授乳してあげたほうがいいかもしれません。

■頻繁の授乳は足りなくなる?

そんなことありません。

赤ちゃんが飲んだ分、しっかりと新しい母乳ができる仕組みになっています。

赤ちゃんがすぐに飲めるように、母乳を溜めておく必要はありません。

しかも、赤ちゃんのためにと溜めておいた母乳はおいしくないのです。

新鮮で作りたての母乳の方が、赤ちゃんは断然おいしく飲めるんです。

■母乳の量を増やせる授乳方法

おすすめの授乳方法は、昼は2時間おき・夜は3時間おきの授乳間隔です。

ママの睡眠時間がなくなってしまうんですが、夜の授乳回数を多くすると効果的に母乳量を増やせます。

出産から休む間もなく育児が始まるので、本当は夜に少しでも睡眠をとってほしいんですが、旦那さんや周りにサポートしてもらい、少しの間夜の授乳を乗り切りましょう。

【もし体重が少しも増えない場合は?】

■授乳方法を工夫しても変化がない

授乳方法を工夫したのに体重が増えなかったら、担当してもらっている産婦人科や小児科に相談しましょう。

もしかしたら、母乳だけでは栄養が足りない場合もあります。

他の病気の可能性もあるので、一度診察してもらうと安心です。

■こんな病気の可能性も・・・

生理的体重減少がなかったり、減少したまま体重に変化がない場合は、病気の可能性があります。

生理的体重減少がまったくおきない、もしくは少ししか減少しない場合は、老廃物が正常に排出できていません。

腸や内蔵の異常が心配されるので、一度病院で診てもらいましょう。

生理的体重減少から体重が増加しない、もしくは許容範囲の10%をこえて減少している場合は、脱水症・低血糖・栄養失調がおきている可能性があります。

母乳をしっかり飲めているのに体重が減少するのは生理的体重減少です。

それ以外の場合は、赤ちゃんに注意して病院に診てもらうことも検討してください。

【まとめ】

以上、赤ちゃんの体重がどのように変化するのかをまとめて紹介しました。

母乳でもミルクでも、お母さんの愛情に大きな変化はありません。

もし体重増加に悩んでいたら、ぜひミルクも活用してください。

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