妊娠してても旅行に行きたい!そんな時に気を付けること4つ

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~目次~
1.妊娠周期による旅行の行き先
2.旅行先の産科をチェック
3.余裕のあるプランを立てて
4.旅行先の温泉、入るのはNG?

「妊娠発覚」

それは女性にとって大きなライフイベントです。自分の中にもうひとり人間がいるなんて!ちょっと信じられないですよね。筆者も子供が一人いますが、妊娠中はエコーを見ても「これが本当にお腹の中にいるの…?」とずっと半信半疑でした。
妊娠すると、さまざまな体調の変化が起こります。予期せぬことも起こるので無理はいけません。ですが、病気でもないのにずっと家にこもってるのも嫌ですよね。
今回は【妊娠中に旅行に出掛けるとき、気を付けること】をご紹介します。旅行に行きたい!そう思ってる妊婦の皆さん、参考にしてくださいね。

1.妊娠周期による旅行の行き先

妊娠中と一括りに言っても、周期によって妊婦の体調は変わります。

妊娠期間は大きく3つに分けられます。

【初期】0~4ヶ月
【中期】5~7ヶ月
【後期】8~10ヶ月

妊娠に気づくのは2~3ヶ月であることが多いですが、タイミングによっては妊娠初期に旅行に出掛ける予定が立っているかもしれませんね。

⚫妊娠初期の旅行先

妊娠初期は赤ちゃんもお母さんもまだまだ身体が安定していない時期です。多くの人はつわりを経験する辛い時期でもあります。
妊娠初期、旅行に出掛ける場合は必ずお医者さんに相談します。何故なら妊娠初期は流産の確率も多く、何かあってからでは赤ちゃんの命を守れないからです。経過が順調であっても「絶対大丈夫」とはお医者さんは言えないので、最終的には自己責任で旅行に出掛けることになります(これは他の周期にも言えることですね)
妊娠初期の旅行は車で1~2時間のところで我慢しておきましょう。日帰りではなくてもいいですが、旅の目的を宿泊にしてゆっくりできる場所を選ぶことが大切だと思います。

⚫妊娠中期の旅行先

妊娠中期はいわゆる【安定期】です。赤ちゃんが順調に育っていれば外出を勧めるお医者さんもいます。
妊娠中期が一番旅行しやすい時期です!自分の身体と相談して、万全であれば飛行機を使った遠出も可能ですよ♪
海外旅行も夢ではないですが、慣れていない場合はあまりオススメしません。また最近はジカ熱などの感染症が怖いので、無理をしてまで行く必要はないかと思います。

⚫妊娠後期の旅行先

妊娠後期はお母さんの身体が少しずつ出産の準備を始めます。仕事をしていたり、よく動いているお母さんは子宮けい管が開きはじめてしまうことも。アクティブに動き過ぎるのは黄色信号です。
この時期の旅行先は、やはり近場がオススメです。新幹線や飛行機はできるだけ避け、電車や車で1~2時間の場所にしておきましょう。万が一産気付いた場合、検診を受けていた病院でないと受け入れてくれないこともあります(よく言う妊婦のたらい回しです)
緊急事態でもかかりつけの病院に行ける距離がベストですよ。
ちなみに、飛行機に乗る場合はJAL、ANA共に妊娠37週から【医師の診断書の提出】が必要なのでご注意を。

2.旅行先の産科をチェック

いざ旅行に行かん!となった時に、旅行先の観光のことばかり考えていてはいけません。
旅行先周辺の【産科】【NICUのある病院】をリサーチしておきましょう。
万が一の時に、これをしているのとしていないのとでは対応に大きな差が出ます。
具体的には

⚫住所、電話番号を控える
⚫緊急時の受け入れの可否を聞く

ここまで出来ていたら安心です。もちろん、旅行に母子手帳は必須ですよ!
なぜNICUのある病院まで調べるのかというと、街の個人院では難しい処置ができない場合があるからです。結局そこから総合病院や大学病院に運ばれることになるので、明らかに多量出血など不安なことが起これば「NICUのある○○病院行って下さい!」と救急隊員に言えるようにしておきましょう。
微量の出血や、少しの腹痛などの緊急性を感じない症状時には街の産科を利用しましょう。

3.余裕のあるプランを立てて

旅行って、普段と違う世界飛び込んだような気分になるのでどうしてもテンションがあがってしまいますよね。アレもしたい、コレもしたい、と予定を詰め込んでしまうことが多々あります。
普段であればそんな「弾丸ツアー」的な旅行も良い思い出になるのですが、妊娠中に余裕のないプランを立ててはいけません。妊娠は病気ではありませんが、確実にいつもと違った状態です。休憩時間も組み込んだゆったりとしたプランを立てましょう。
一泊二日の旅行であれば、観光するのは2~3ヶ所くらいにおさえて、じっくり見て回りましょう。普段の旅行では見逃してしまいそうなところまで堪能できたらグッドです♪
疲れたらすぐに座って休憩しましょう。横になりたい時は観光を切り上げて車や宿泊先に戻ることも大切です。

4.旅行先の温泉、入るのはNG?

妊娠中に気になるのが【妊婦は温泉に入って良いか】という問題です。あなたはどちらだと思いますか?
答えは【妊娠中も温泉に入って問題なし!】です。ヤッタ~!でしょうか♪
2014年の7月1日に、環境省が「入浴を避けるべき禁忌症」という政府規定の項目から【妊娠中】という言葉を削除したんです。けっこう最近ですよね。それまで30年以上「妊娠中は入浴を避けるべき」とされていた訳ですから、いまだに不安に思う妊婦さんがいてもおかしくありません。
でも皆さん、入って大丈夫なんですよ!声を大にして言いたいです!
それまで妊婦は温泉に入るべきではない、と言われていた理由は、医学的根拠はなく俗説から来ている可能性が高いんだそうです。
しかしもちろん、自分の体調を考えて温泉に入りましょう。長湯して湯あたりを起こしたり、洗い場でスッテンコロリンと滑ってしまうとお母さんも赤ちゃんも危険です。温泉に入るときは細心の注意を払いましょう。家族風呂や、マタニティープランがある温泉を選んでも良いですね。

さいごに

皆さん、妊娠中も気を付ければ旅行に行けます。初産婦さんだと、旦那さんと二人で過ごせる最後の時間になります。旅行に出掛けると、二人の良い思い出になりそうですよね。
しかし言わずもがな、何よりも大切なのは二人の赤ちゃんです。体調を一番に考えて、素敵な思い出を作ってくださいね。

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