赤ちゃんを抱っこするとほのかに香るミルクがいいニオイ…と思いきや、ん!?と思う臭いにおいを感じることもあります。
なぜ赤ちゃんから臭いにおいがするのか、赤ちゃんの臭いを改善できるように原因となる耳垢についてくわしく紹介します。
【赤ちゃんが臭い原因は耳垢】
原因①赤ちゃんは耳垢が溜まりやすい!?
赤ちゃんから臭いにおいがする原因は、赤ちゃんの耳に溜まった耳垢が原因です。
もともと耳垢は耳の中に剥がれ落ちた古い細胞からできていて、古い細胞に埃や汚れが絡まり大きな耳垢へと変化します。
ぐんぐん成長する赤ちゃんは大人よりも体温が高く新陳代謝も活発なため、次々と耳垢が生まれてくるため、耳垢となる古い細胞もたくさん剥がれてくるのです。
大人よりも多く耳垢が出来る赤ちゃんは常に仰向けで寝ているので、耳に入り込む埃や汚れが絡まり、さらに大きな耳垢を溜めこんでしまいます。
臭いの原因として赤ちゃんは耳垢が溜まりやすいことも覚えていてください。
原因②耳垢が臭いを発生する!?
赤ちゃんの臭いの原因は耳垢だけではありません。
この耳にたくさん溜まった耳垢にミルクや涙、よばれなどの湿気が加わることで臭いにおいを発生させるのです。
先ほど紹介しましたが常に仰向きで寝ている赤ちゃんは耳に埃や汚れが入りやすく、泣いたときの涙やよだれ、ミルクなども顔を伝って耳の中に入ってしまうのです。
目と耳の位置はちかい場所にあるので想像がつきますが、よだれやミルクも入り込むの?と疑問に思いますよね。
なぜ耳から離れた位置になる口から伝ってよだれやミルクが入り込むかというと、ミルクや母乳を飲むときに赤ちゃんの顎の位置を高くしてしまっていることが考えられます。
赤ちゃんは自分で飲みこぼしたミルクや涙を拭きとることは出来ないので、授乳のときの角度に気をつけたり、気づいたときは優しく拭き取ってあげてください。
2つ目の原因として、涙やよだれなどで耳垢が蒸れると臭くなることを覚えていてください。
赤ちゃんの耳向きの癖も原因!?
赤ちゃんの片方の耳だけ臭いにおいを発生しているときは、赤ちゃんの耳向きの癖が原因にあげられます。
左右どちらかの耳を下にして寝る癖がついている赤ちゃんは、下にして塞いでいる方耳だけが長時間蒸れた状態になり、臭いにおいを発生させます。
いつも下する耳が決まっているときは、ママがいつも同じ位置から添い寝しているか、片方に日差しや光が当たる窓際でお昼寝している場合があります。
そうすると自然といつも同じ方を向いて寝るようになってしまうので、横に寝かす位置を変えてみたり、ママが添い寝する位置を交互に変えたり工夫してみてください。
アレルギーが原因の場合も
赤ちゃんが臭いにおいを発生するのは耳垢がミルクや涙で蒸れる、耳垢自体が溜まりやすいことが原因ですが、なかにはアレルギー性皮膚炎が原因の場合もあります。
このアレルギー性皮膚炎はアトピーのことで、今までアトピーになっていなかった赤ちゃんもおうちの中のハウスダストや花粉で発症することがあります。
臭いの他に赤ちゃんの体のどこかに赤い湿疹や皮膚トラブルが起きていないか一度確認し、もし見つかった場合はアレルギー性皮膚炎を疑ってお医者さんに相談してください。
【臭いの原因を除去!安心な赤ちゃんの耳掃除方法】
赤ちゃんの耳掃除ポイント
耳垢が溜まりやすいため、耳掃除で取り除いてあげるのが臭いを防ぐことに有効です。
しかし赤ちゃんの耳掃除にはいくつか注意が必要です。
赤ちゃんの皮膚や耳の粘膜はとっても柔らかく、耳掃除をするときには傷つけないように細心の注意が必要です。
しかも赤ちゃんは予測不能な動きをするため、注意しながら掃除をしても耳の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
赤ちゃんが嫌がる場合や動いてしまう恐れがあるときには、耳掃除を控えたほうが安心です。
新陳代謝が活発で耳垢もたくさん溜まってしまうので、どうしても掃除したいときは赤ちゃんが嫌がらないように病院でとってもらう方法がおすすめです。
耳掃除のしすぎも臭いの原因に!?
実は耳掃除のしすぎも臭いにおいの原因となってしまいます。
赤ちゃんを抱っこしたときに「臭い!」と感じたらすぐに原因の耳垢を取り除きたくなりますが、耳垢は臭いを発するデメリットだけでなく、入り込みやすい汚れや涙、ほこりなどを耳の奥まで入れ込まないように守ってくれるメリットがあるのです。
赤ちゃんの耳を菌やウイルス、汚れなどから守るためにも耳垢は必要なものなので、耳垢が溜まっているのが分かっても耳掃除は週1回までに控えてください。
臭いの原因にもなりますが赤ちゃんを守るために必要なクッションで、よだれや涙、ミルクなどをこまめに拭きとってあげれば臭いの心配は軽減できますよ。
【まとめ】
以上、赤ちゃんから臭いがする原因「耳垢」についての理由や改善方法の紹介でした。
もう一つ注意して見てほしいのが、赤ちゃんの耳垢の色です。
クリームっぽい色と黒い耳垢は健康なものなので問題ありません。
色が黒いのは羊水に溜まっていたゴミが耳垢となって出てきたものなので心配いりません。
反対に鮮やかな黄色や赤っぽい耳垢が出てきたときは注意してください。
鮮やかな黄色の耳垢は中耳炎の心配が、赤っぽい耳垢の場合は耳の粘膜を傷つけている心配があります。
病院でみてもらった方が安心できるので一度診察にいってみてください。