赤ちゃんの眠りを誘う音楽がたくさん出ていることを知っていますか?
眠りを誘う専用のアプリもあるぐらい、赤ちゃんにもたらす音楽効果が注目されています。
今回は、実際にはどんな効果があるのか、音楽を有効使う方法を紹介します。
【赤ちゃんにとって音楽は日常的なもの】
生まれたばかりの赤ちゃんは寝ていることがほとんどで、生後3、4ヶ月までほとんど何も見えていません。
まったく目が見えないわけでなく、色や物の認識ができるようになるのが生後3~4ヶ月経ってからなんです。
なので、お宮参りなどの撮影のときには音を鳴らして目線を誘導します。
赤ちゃんの日常には常にいろんな音が流れていて、見えない分、大人よりも敏感に音を感じとるのです。
【音楽は赤ちゃんの寝付きをよくする】
□音楽がもたらす効果とは?
昔に流行した、モーツァルトを聴くとこどもが賢くなる「モーツァルト効果」を知っていますか?
実際に賢くなる効果はなかったんですが、ジャンルを問わず音楽にはいろんな効果があります。
□効果を高めるママの声
寝付きをよくする音楽を使うのもおすすめですが、さらに音楽の良さを高めるのがママの子守唄です。
どんな曲でもかまいません。
J-POPでも童謡でも、ママの歌声だったら赤ちゃんは安心できるのです。
□赤ちゃんの寝付きをよくする
音楽・子守唄は赤ちゃんの寝付きをよくします。
理由は、音楽を聴くことで気持ちを興奮させるテストステロンが減少し、リラックス効果が得られるからです。
テストステロンは男性ホルモンの1つで、このホルモンが多すぎると気持ちを活発&活動的にさせます。
音楽でテストステロンを減らしてあげれば、必然的に気持ちも落ち着いてきて、リラックス効果が眠りを誘うのです。
□寝る前の効果的な方法
寝る前の音楽で、赤ちゃんの生活リズムを作りましょう。
まずは赤ちゃんに聴かせる音楽を決めて、毎日寝る前に、おなじ音楽を聴かせましょう。
暗くなった部屋で毎日おなじ音楽を聴かせると、もう寝る時間なんだと生活リズムを覚えていきます。
ずっと音楽を流したままでいると、これがないと寝られない、止まったら起きてしまう恐れがあります。
赤ちゃんが眠りに入る直前で、音楽をとめてください。
この音楽は断然ママの子守唄がおすすめです。
【音楽を聴かせるならママの子守唄がいちばん!】
□子守唄が赤ちゃんを健康にする
イギリスの病院が、3歳までのこどもたちに子守唄を聴かせながら、心拍数と病気による苦痛度を測定しました。
すると、子守唄を聴いていた子どもの苦痛度が驚くほど軽減されたのです。
本の読み聴かせやPOP-UP本では効果が得られませんでした。
アメリカの病院でも音楽セラピーが広がり始めています。
アメリカの小児科学会では、ライブ音楽が病気と戦う、未熟児で生まれた赤ちゃんに良い影響をもたらすと発表されました。
クラシックのコンサートに赤ちゃんを連れていくのは難しいけど、子守唄も簡単に聴けるライブ音楽ですよね。
□赤ちゃんが早く言葉を覚える
ほんまでっかTVで、「暗記する勉強は寝る前にする」と紹介していました。
理由は、覚えたことは眠ると定着するからです。
赤ちゃんもおなじで、寝る前に子守歌を聴くと頭が言葉を覚えていくので、早く言葉を理解できるようになります。
□ママにもリラックス効果
眠れるように色々試すのに赤ちゃんが全然寝てくれないと、ママもイライラしてきますよね。
このイライラを赤ちゃんは敏感に感じとって、さらに寝付きが悪くなります。
そんな悪循環を断ち切れるのが子守唄!
歌うことでママの気持ちもリラックスでき、溜まっていたストレスも解消できるのです。
疲れたりイライラするときは、家事の合間に鼻歌を口ずさむのもおすすめですよ。
□ほんとに好きな曲でOK!
ママの声なら、本当にどんな曲でも大丈夫です。
ポイントはゆっくりしたテンポで歌うことです。
BUMP OF CHIKINや激しいロックの曲が好きなママは、ハミングにしたり、テンポをゆっくりすると、赤ちゃんが眠りに入りやすくなります。
ママのイライラも伝染するし、ママの笑顔も赤ちゃんに伝染します。
子守唄はこれじゃなきゃだめ、これはだめ、などの決まりもないので、気分転換も兼ねて好きな曲を歌ってください。
【最後に】
赤ちゃんが眠れるおすすめの音楽を紹介します。
□赤ちゃんが泣きやんで安眠できる胎内音
赤ちゃんは生後3~4ヶ月まで、「明るい」「暗い」の違いしかわかりません。
安心できるママの胎内から外に出て、明暗しか区別できない世界で不安になって泣いてしまいます。
この音楽でママの胎内を思い出せるので、生まれてすぐ~1歳未満の赤ちゃんに効果が高いです。
□赤ちゃんの睡眠音楽
ゆったりした音楽で、時折「ふわぁー」と眠りを誘うかわいい声も入ります。
動画もかわいいので、赤ちゃんに見せながら音楽を聴かせてもいいですね。
YouTubeやアプリも活用できるので、いろんな方法で音楽を聴かせてあげてください。