赤ちゃんの夜泣きはいつから始まり、いつ頃おさまるんでしょうか?
個人差があるので、長く続いたり、ひどい夜泣きの赤ちゃんもいますが、軽くできる夜泣き対策があります。
赤ちゃんの成長に良い効果ももたらすので、ぜひ参考にしてください。
【赤ちゃんの夜泣きはいつから始まる?】
早く始まる赤ちゃんだと、生後3ヶ月から夜泣きがおこります。
平均して1歳半には夜泣きおさまりますが、2歳~3歳と長引く子もいます。
夜泣きも個人差があるので、夜泣きがほとんどない赤ちゃんもいます。
【夜泣きを軽くできる対策は?】
■夜泣きがおこる原因とは?
原因ははっきりしていませんが、以下の理由が考えられます。
・生活リズムが崩れている
・睡眠サイクルができていない
・昼寝の時間が長すぎる、短すぎる
・ストレスや刺激を受けた
雨や曇りの日は日光を浴びる時間が少ないので、睡眠サイクルが崩れる可能性もあります。
■夜泣きを軽くする方法は?
夜泣きを完全になくすことはできませんが、コツコツ対策を続けることで夜泣きを軽くできます。
その効果的な方法は、生活リズムを整えることです。
赤ちゃんはじぶんで睡眠サイクルをつくれません。
ママやパパのサポートで、朝に起きて夜に寝る生活リズムを覚えていきます。
質のいい睡眠ができるように、日中から対策をとっていきましょう。
【赤ちゃんの睡眠をサポートする3つの対策】
■朝は日を浴びて、夜になったら暗くする
朝になったら目が覚めて、夜になったら自然と眠くなるよう、赤ちゃんの生活リズムをつくりましょう。
・朝起きたら太陽の光を浴びる
・日中も積極的に太陽の光を浴びさせる
・夜はなるべく部屋の光を抑える
・寝る2時間前から、TVなどの刺激をなくす
眠気を誘う睡眠ホルモン〔メラトニン〕は、起きてから14~16時間後に分泌されます。
このままでは中途半端な時間に眠くなります。
太陽の光はメラトニンの分泌をとめるので、睡眠ホルモンの分泌を夜に移動できます。
なるべく日中は遊ばせたり散歩をさせて、赤ちゃんの体に昼を感じさせましょう。
天候が悪くて日を浴びられないときは、外の空気を吸わせてあげるだけでも効果があります。
■お昼寝の時間を決めておく
毎日決まった時間に起こして、お昼寝の時間も決めておきましょう。
新生児から幼児のお昼寝時間は以下が目安です。
○生後6ヶ月~1歳児:2時間ぐらい
○1歳~2歳児:1時間~1時間半
昼寝時間が長すぎると夜に寝れなくなり、夜にしっかり睡眠がとれないと昼寝の時間が長くなります。
生活リズムを整えるために、昼寝の時間は目安内にとどめてください。
グズるかもしれませんが、夜にしっかりした睡眠がとれるようになるためです。
赤ちゃんの成長のためにも、夜の睡眠はとても大切です。
夜の睡眠を高めるために、夜中の授乳や抱っこを控えるのもひとつの対策です。
生後3ヶ月までは特に、おっぱいを欲しがって夜泣きをします。
赤ちゃんが授乳や抱っこを求めるのは、ママの温もりがほしいからです。
泣いている赤ちゃんを安心させたいですが、夜中の授乳や抱っこが癖になると夜泣きが悪化します。
夜泣きをしたときは、なるべく赤ちゃんを寝かせた状態で、お腹をさすったり抱きしめてあげましょう。
初めの3日間は大泣きで大変ですが、赤ちゃんもこの状態に慣れてきます。
夜泣きを起こす回数も泣く時間も徐々に少なくしていけます。
■赤ちゃんの体が冷えないように注意する
赤ちゃんが体を冷やしたまま寝ると夜泣きを起こします。
特に赤ちゃんは下半身の冷えにとても弱いです。
寝るときには長めのズボンを穿かせて下半身を冷やさないようにしましょう。
夏場は冷房をつけて寝るので、お腹が冷えないように必ずブランケットをかけてから寝ましょう。
日中の水分取りすぎも体を冷やす原因になります。
母乳やミルクは体を冷やしませんが、お水やお茶、野菜ジュースやフルーツジュースは体を冷やす飲みものです。
とりすぎないこと、必ず常温に戻してから飲ますなど注意してください。
■赤ちゃんは足元と手が温まると寝付きがよくなる
足元と手は体の先端部分なので、ここを温めると血行がよくなります。
体が温まると睡眠を誘うメラトニンの分泌が活発になり、赤ちゃんの寝付きが良くなります。
ただし足を冷やさないために靴下を履かせるのはNGです。
足の裏は体温調節を行う大事な部分です。
できる限り靴下を履かせず生活させてください。
【まとめ】
以上、赤ちゃんの夜泣きが始まる時期と夜泣きを軽くできる対策まとめの紹介でした。
赤ちゃんは生まれてから1歳を迎えるまで、とても長い睡眠時間を必要とします。
早いと生後3ヶ月で夜泣きが始まるのは、この時期から徐々に昼夜の区別を覚えてくるからです。
生後6ヶ月になると夜にまとまって寝る生活リズムができてきます。
まだまだママやパパのサポートがないと正しい生活リズムができないので、紹介した対策をぜひ実践してください。
夜泣きはずっと続くものではなく、赤ちゃんの成長とともに必ず終わりがきます。
まったくなくすことはできませんが、コツコツ意識した対策で乗り越えましょう!