赤ちゃんのお風呂タイムは1日のうちで特に大変なイベントのひとつ。緊張しますし、タイミングが難しかったり、体調や機嫌次第で入れるか入れないかで大いに悩みますよね。そこで赤ちゃんをお風呂に入れる際のコツやポイントをご紹介します。
お風呂は毎日必要?
退院したその日からご自宅での赤ちゃんの沐浴がスタートします。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので清潔を保つためにも基本的には毎日お風呂に入れてあげるといいでしょう。ですが、無理に毎日入れる必要はなく、どうしても大変な時は濡れガーゼで体をきれいに拭いてあげればOKです。
赤ちゃんをお風呂に入れるタイミング
赤ちゃんの機嫌が悪かったり、おっぱいやミルクを飲んだ後の1時間以内は入浴を控えましょう。1日の生活リズムをつけるためにも毎日同じ時間帯に入れてあげるといいでしょう。ですが赤ちゃんの機嫌や様子、気候によって臨機応変に対応しましょう。
赤ちゃんをお風呂に入れる
では赤ちゃんを沐浴させる際のコツをポイントを順をおってご紹介します。
必要なもの
・ベビーバス
・手おけ(片手で持ちやすいもの)2つくらい
・温度計
・ガーゼ(大、小)
・せっけん、または沐浴剤
・バスタオル
・保湿剤
・綿棒
1、お風呂上がりの準備をしておく
お部屋を寒くない温度に設定して、バスタオル、オムツ、肌着を湯上がりにさっと使えるよう広げた状態でセットしておきます。
2、ベビーバスを準備します
ベビーバスを使う際はお風呂場よりキッチンシンクや洗面シンクのほうが安定して赤ちゃんを沐浴させられます。今はいろんな形のベビーバスがありますので、シンクの形に合った使いやすい形状のものを選んでください。
温度計で温度を測りながらお湯をベビーバスに張ります。夏場なら38~39度、冬場なら40~41度を目安にするといいでしょう。この時、上がり湯用のお湯を洗面器に別にとっておくと後で楽です。
3、赤ちゃんをそっとお湯に
赤ちゃんの頭とおしりを支えながら、足からそっとお湯に入れていきます。この時利き手が空くように支えてあげるといいでしょう。そしてお湯に浸したガーゼ(沐浴布)を体にかけてあげると赤ちゃんが安心します。
4、赤ちゃんを洗っていきます
綺麗なお湯で絞ったガーゼで顔から拭いていきます。目の周り、額、頬、口周りの順にやさしくぬぐっていきます。赤ちゃんは、新陳代謝が活発なので意外に脂っぽさがあったり、お乳で口の周りだけでなく、頬っぺたまで汚れています。でも、洗うのはあくまで優しく優しくです。
次に頭を洗いましょう。支えている手で(親指と中指か薬指)、両耳をふさぎお湯が入らないようにします。手桶で優しくお湯をかけ、泡立てたせっけんでやさしく洗っていきます。沐浴剤を使う場合は浸したガーゼでやさしく丁寧に拭い洗いをしていきます。この時、目や大泉門(前頭部にある柔らかくペコペコした部分)に注意しながら優しく洗ってあげてくださいね。
頭の次は体です。首から足にかけてクルクルと優しく洗っていきます。この時首や脇、股などは汚れが溜まりやすいので丁寧に洗ってあげてください。また手や足の指の間も汚れが溜まりやすいので指で丁寧に優しく洗ってあげてください。
体の前部分が洗えたら、次は首の後ろ、背中、おしりを洗います。赤ちゃんを裏返す際は少しドキドキしますが慌てず首と脇を片手で支えながらもう片方の手でそっとひっくりかえします。背中側も優しくクルクルと。お尻は丁寧に洗ってあげてください。
5、上がり湯
背中からで結構ですので、洗面器にとっておいた上がり湯用のお湯を半分ほどそっとかけてあげます。シンクのシャワーでも大丈夫ですが、温度設定に気をつけて下さい。
ひっくりかえして体の前部分にも残りのお湯をかけてあげましょう。
沐浴剤を使う場合は上がり湯が必要ないものもあります。
6、湯上り
用意しておいたバスタオルで手早くしっかり体の水分をふきとってあげましょう。
このタイミングでおしっこをしてしまう事あるので体が拭けたらまだテープをしない状態でオムツを軽くあててあげてください。この時期はまだおへそがジュクジュクしていると思うので綿棒でおへそを優しくぬぐってあげます。保湿剤を使用する場合はおへその処置後、ササッと塗ってあげてください。そしてセットしておいた肌着やベビーウエアを着せてあげます。
7、湯上り後
必要に応じて赤ちゃんブラシで髪を整えてあげたり、水分補給用の白湯や母乳を与えてあげてください。白湯、湯冷ましはあまり量をあげすぎるとその後の授乳に影響がでてしまうので注意してあげてください。今は沐浴後の巣分補給は母乳のみでOKと指導される場合がほとんどです。
まとめ・ポイント
毎日清潔にしてあげる事が大前提ですが、決して無理して入れる事はありません。お風呂に1日~2日入らなくても赤ちゃんは大丈夫です。お母さん、お父さんも無理をしないで赤ちゃんとの楽しいお風呂タイムを過ごしてあげてください。