資格があると将来役立つ?介護福祉士のお役立ち情報教えます

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~目次~
1.介護福祉士ってなあに?
2.わたしもなれる?介護福祉士
3.長く役立つ介護福祉士の資格
4.介護福祉士の仕事のメリット・デメリット

世の中にはたくさんの資格があります。
国家資格から民間の資格まで、日本は数えきれないほどの資格で溢れていますね。
今回は、福祉系国家資格の【介護福祉士】についてお届けしようと思います。
介護福祉士、みなさんはどんなイメージをもっていますか?
「大変そう」
「給料が低そう」
「休みがなさそう」
などのネガティブなイメージが先行しているかもしれませんが、その実態はどんなものなのでしょうか。

資格があると将来役立つ?介護福祉士のお役立ち情報教えます

1.介護福祉士ってなあに?

介護福祉士とは【介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者について心身の状況に応じた介護を行ない、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行なうことを業とする者(法第2条)】とされています。簡単に言えば、介護のスペシャリストを証明する国家資格です。介護福祉士は、身体が不自由だったり、精神的理由で自立した生活ができない人を助けることが仕事になります。
日本には社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、の3つの福祉系国家資格があります。どれも人間らしく生きるために手助けする資格ですが、介護福祉士は近年の高齢化社会において、その必要性からますます需要が高まっています。国家資格ということもあり、信頼のおける資格です。

2.わたしもなれる?介護福祉士

いざ介護福祉士になろうと思っても、いきなり資格試験にチャレンジできる訳ではありません。
介護福祉士の国家試験の受験資格は

①特別養護老人ホームや介護老人保健施設の介護職員など、主たる業務が介護等の業務である方、介護保険の指定訪問介護事業所の訪問介護員(ホームヘルパー)などで、介護等の業務に従事(在職期間が3年以上、実働日数が540日以上)した方(試験日前日までに3年以上の受験資格を満たす方を含みます)
②高等学校又は中等教育学校(専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した方(卒業見込みの方を含みます)
③特例高等学校(専攻科を含む)において、福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した後、介護等の業務に従事(在職期間:9ヶ月以上、実働日数135日以上)した方(試験日前日までに9ヶ月以上の実務経験を満たす方を含みます)

このようになっています。福祉系の学校を出ていない場合は、専門学校に入り直すか介護施設で3年以上の勤務実績をあげないといけません。何も経験がないところからだと、最短で3年は資格取得にかかるということになります。
また、試験内容も自身の状態によって変わります。実務者研修を修了すれば実技試験が免除になるのですが、その研修の時間が

介護系の資格を何も持っていない場合…450時間
ホームヘルパー3級所持者…450時間
ホームヘルパー2級所持者…320時間
ホームヘルパー1級所持者…95時間
介護職員基礎研修修了者…50時間

となるのです。試験が学科のみだとちょっと気が楽ですよね。さらにガイドヘルパー、喀痰吸引などの資格をもっていると研修時間は短くなります。

3.長く役立つ介護福祉士の資格

介護福祉士の仕事は需要が高まっていると言いましたが、それは高齢化社会による慢性的な人材不足が原因です。
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(画像参照:総務省統計局 http://www.stat.go.jp/data/nihon/g0402.htm )
このグラフを見ても分かるように、これから20~30年は介護が必要な高齢者が増える一途を辿ることになります。不安定な社会で、確実に30年先まで仕事がある、と言える職業は介護職員と葬儀屋だけだ、なんてことも言われています。(なんだか皮肉ですよね)
また、国の制度も変わり【職場に何パーセント介護福祉士を配置しているか】でもらえる助成金が変化するようになりました。 たとえば、デイサービスに介護福祉士を40%配置している、また、老人福祉施設で50%の介護福祉士が配置されているなど、介護福祉士の雇用割合をクリアしていたら行政から助成金が支給される、というものです。そのため、介護福祉士の資格取得者が雇用において優遇されるのは間違いなしです。
30年後まで働ける資格、という面では介護福祉士は良い資格なのではないでしょうか。

4.介護福祉士の仕事のメリット・デメリット

介護福祉士について色々書いてきましたが、実際に取得して働くにはどんなメリット・デメリットがあるのか簡潔にまとめてみました。

【メリット】

⚫国家資格である

介護系では唯一の国家資格なので、全国どこへ引っ越そうと通用する

⚫待遇が良くなる

介護職に就いているなら取得した方が絶対お得。月給で1~2万円アップが見込める

⚫管理職を目指せる

介護の現場において管理職になるには、介福祉士の資格をもっていないといけないことも。スキルアップのためには取得を目指すべし!

⚫身近で役立つスキルを得られる

自分の親や身内の介護が必要になったときに、勉強したスキルを発揮できる

【デメリット】

⚫国家資格の割に給料が少ない

時間をかけて資格を取得しても、介護職の基本給が少ないため他の国家資格と比べて給料が低い

⚫強いメンタル、体力が必要

介護施設等では入浴や排泄の介助、その他予期せぬことが日常茶飯起こる。強いメンタルと体力がなければ資格を持っていても続かない
(実際に介護職の離職率は20%超というデータもあります)

実際に介護福祉士として働く方は、やはり仕事が好き!という方が多く「デメリットなんかない」と言っている方も多くいました。どんな職業でも、好きで働けることが一番なのかもしれませんね。

さいごに

介護福祉士についてお分かり頂けましたでしょうか?
興味を持った方はまずは実務経験を積むこと、実務経験がある方は試験にレッツチャレンジです♪国家資格は持っていて無駄になるなんてことはありません。資格取得に一歩踏み出してみませんか?

(参考 社会福祉振興 試験センターhttp://www.sssc.or.jp/kaigo/index.html )

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