厄介な赤ちゃんの下痢!気をつけるポイントをご紹介!

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~目次~
1.赤ちゃんのうんち
2.下痢と判断する目安
3.下痢の種類
4.水分補給と体温の調節
5.下痢にならないために

赤ちゃんって1日に何回も何回もうんちをしますよね。
生後間もない時期だと1日10回近くうんちを見ることもあると思います。
赤ちゃんの排便が安定してくるのは生後4~6ヶ月頃ですが、これも個人差があるので、1日に1回になる子もいれば、1日に3回の子もいるし、3日に1回の子もいます。
そんな排便ですが、注意したいのが【下痢じゃないか】ということ。赤ちゃんの健康を考えるうえでうんちの状態は重要なポイントなのです。
今回は【赤ちゃんの下痢】について、気をつけるポイントをご紹介しますね。

1.赤ちゃんのうんち

赤ちゃんのうんちは大人のものとは色も形も違います。
一才になるまでの赤ちゃんは通常、「べちゃべちゃ?」と思うようなうんちをします。初めて育児をするパパさんママさんはこのうんちを下痢だと勘違いすることが多いです(筆者もそうでした!)
赤ちゃんのうんちは水分が多いのが特徴です。 母乳から栄養を摂っている赤ちゃんのうんちは黄色で、ビフィズス菌が含まれているので乳酸発酵がおき、うんちから甘酸っぱいにおいがします。ミルクの赤ちゃんのうんちは黄色寄りのクリーム色をしていて、腐ったような臭いがします。
一般的に、母乳育ちの赤ちゃんはうんちがゆるく、ミルク育ちの赤ちゃんのうんちは母乳育ちよりは若干かためだと言われています。

2.下痢と判断する目安

「もともとゆるいんだったら、どうなったら下痢なの?」
パパさんママさんのそんな疑問に今回はお答えします。ズバリ、赤ちゃんの下痢は【かなり水っぽい】と覚えておいてください。
ほとんど水のようなうんちがお尻から「ピュー!」と出たら、それは完全に下痢です。「ねりねりねり…」と出てくるうんちなら、それは下痢ではありません。ゆるくても、心配しないで大丈夫です。
また、うんちの回数も下痢を判断する目安になります。インターネット上には「10回以上出たら」など書かれていることもありますが、目安は「普段の倍出ているか」で判断しましょう。1日1回しかうんちをしない赤ちゃんが3~4回うんちをするのは何かりゆうがあるはずです。1日3回うんちをする赤ちゃんが7~8回出ていたら、肛門周辺の荒れも気になります。
周りの意見に惑わされず、自分の子の基準で「いつもより多すぎる」と感じたら気をつけましょう。

3.下痢の種類

下痢にはいくつか種類があります。下痢になった原因によって、対策も換わってきます。

⚫ウイルス性の下痢

主にノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス等の、ウイルスがあります。これらにかかってしまうと、うんちの色が通常よりゆるく白色になります。小児科を受診し治しましょう。

⚫細菌性の下痢

サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌などがあります。食中毒が多い夏にかかることが多いようです。
細菌性の下痢は腹痛や発熱を伴い、下痢と同時に血便が出る場合もあります。この場合もお医者さんに行きましょう。

⚫薬による下痢

風邪などで抗生物質を服用すると下痢になることがあります。赤ちゃんの場合整腸剤も処方されることが多いですが、もし処方されなければお医者さんに聞いてみましょう。

⚫アレルギー性の下痢

もし発熱や嘔吐、腹痛もなく下痢だけが続いている場合は、母乳やミルクの消化が上手くいかず下痢になる「乳糖不耐症」が考えられます。この場合は小児科を受診しましょう。

4.水分補給と体温の調節

下痢になると必要になるのが【水分】です。下痢だと脱水症になることもあるので、きちんと水分をとれているか観察しましょう。母乳の場合は欲しがるだけあげて大丈夫です。
また、下痢になるとこまめにおむつを替えることになります。脱がせやすい服装・おむつをチェックしやすい服装にして、すばやくおむつを替えましょう。暑すぎたり寒すぎたりしないよう、適度な服装にしてあげることも忘れずに!赤ちゃんの服は大人よりも1枚薄めに、です♪

5.下痢にならないために

赤ちゃんを下痢にさせないためには次のポイントが大切です。

⚫細菌・ウイルスに感染させない

さきほど紹介したウイルス、細菌たちに感染させないことが第一です。感染している人には接触させないようにし、万一接触しても手荒いなどを徹底させましょう。

⚫飲み物のチェック

離乳食を始めている赤ちゃんは、果汁やミルク以外の水分をあげていることもあるかもしれません。【りんごジュース】は果糖が多く下痢になりやすいと言われています。また、【硬水】も赤ちゃんのおなかに負担をかけるので、飲ませる際は要注意です。

⚫食べ物のチェック

離乳食で繊維質の多いものばかりあげていても下痢になりやすいです。下痢っぽいうんちになってきたら、いも類きのこ類は避けましょう。
また、野菜の加熱が不十分でも下痢を起こしやすくなるそうです。離乳食を与えるときは、しっかり調理しましょう。

さいごに

赤ちゃんはまだまだ未熟な存在。
親が気をつけてあげないと、すぐに色々な病気になってしまいます。
下痢もその一つ。できるだけ防いであげて、なってしまったらそれぞれ原因にあわせて様子をみたり病院へ連れていってあげてくだだいね。

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